天平文化 文化の特色 4「天平文化」まとめ
鳥毛立女屏風(国宝)新詳日本史―地図資料年表

4「天平文化」まとめ

日本史 > 第2章 律令国家の形成


国家仏教の展開

国家仏教の展開

1 国家の仏教保護と統制

  1. ●●●思想:為政者が仏教を保護することで、仏教の加護により国が護られるとする思想 聖武天皇の国分寺建立や大仏造立など 南部七大寺(薬師寺東大寺大安寺・元興寺・西大寺・興福寺・法隆寺)をはじめとする大寺院の建立があいつぐ 国家財政の負担増
  2. 社会事業:●●●が孤児・病人を収容する●●●や、貧窮の病人に治療を施す施薬院を設置、和気広虫わけのひろむしは恵美押勝の乱後の孤児を養育
  3. 教義研究
    南都六宗 三論さんろん成実じょうじつ法相ほっそう倶舎くしゃ華厳けごん●●●の6宗の総称
    • 法相宗:義淵(聖武天皇が徴用した玄昉行基らを育成)
    • ●●●宗:良弁(東大寺の建立に貢献)
    • 三論宗:道慈(大安寺の建立に貢献)
  4. 国家による統制
    • ①僧侶:国の定める受戒を経た正式な僧侶のみ 正式な授戒は当初、東大寺戒壇院のみ(のち筑紫の観世音寺、下野の薬師寺 本朝三戒壇
    • ②正式な戒律:唐僧の●●●が伝え、東大寺に戒壇院を設置、のちに●●●寺を開山
    • ③僧尼令:民衆への布教を禁じるなど僧侶を厳しく統制 救済施設をつくるなど社会事業に貢献した僧●●●らを一時弾圧 のちに大僧正に任じられ、大仏造営に協力

2 仏教と在来信仰の融合

  1. ●●●思想:仏教の仏と日本古来の神々とは本来同一とする思想 神社の境内に神宮寺を建立、神前で読経など
  2. 現生利益・先祖信仰:先祖の霊を弔うための仏像建立、経典の書写など
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