弥生時代の3期区分
紀元前5世紀頃から紀元前3世紀の時期を弥生時代と呼ぶが、弥生時代は土器の変遷や大陸よりもたらされた青銅器の年代などから、前期(紀元前5〜紀元前2世紀)、中期(紀元前2世紀〜紀元1世紀)、後期(1〜3世紀)の3期に区分される。水田稲作が始まった縄文時代晩期の紀元前5世紀を弥生時代早期とする意見もある。
弥生時代の3期区分
弥生時代の3期区分
紀元前5世紀 | 弥生前期 | 北部九州で紀元前700年ころ始まった水稲耕作が西日本に伝わり、やがて東北地方の一部まで伝わる(砂沢遺跡)。湿地が中心。木の鍬・鋤を使用。 環濠集落出現(前期〜後期) |
紀元前2世紀 | 弥生中期 | 高地性集落出現(中期〜後期) 小国の分立(『漢書』地理志, 『後漢書』東夷伝) 墳丘墓出現(吉野ヶ里遺跡) |
紀元前1世紀 | 弥生後期 | 石器は減少し、鉄製工具普及。 鉄製の刃の鍬・鋤を使用 乾田の開発 邪馬台国連合の形成(『魏志』倭人伝) 大型の墳丘墓出現 |
3世紀 |