旧石器・縄文・弥生文化の特色の比較表
旧石器文化、縄文文化、弥生文化、自然環境、経済・社会、道具、住居・衣服、墓制・宗教
旧石器・縄文・弥生文化の特色の比較表
旧石器・縄文・弥生文化の特色
旧石器文化 | 縄文文化 | 弥生文化 | |
自然 環境 | 乾燥・寒冷=針葉樹林 | 湿潤・温暖=東日本は落葉広葉樹林、西日本は照葉樹林 海面上昇(縄文海進)で入江が多くなる |
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大型動物=ナウマンゾウ・オオツノジカ・マンモス・ヘラジカ | 中・小型動物=ニホンシカ・イノシシ・鳥類 | ||
経済 ・ 社会 | 狩猟・採取 | 採取・狩猟・漁労 貧富・身分の差はまだない | 水稲耕作・採取・狩猟・漁労=豚の飼育なども貧富・身分の差が発生=各地に小国の分立 |
道具 | 石器時代=打製石器 打製石斧・ナイフ形石器・尖頭器・末期に細石器など | 石器時代=打製石器と磨製石器 石鏃・石匙・石皿・磨製石斧 石槍・弓矢=中・小型動物を捕らえる 骨角器=釣針・銛・やす・土錘・石錘, 丸木舟 貯蔵穴=採取した木の実などの保存 | 鉄器時代=鉄器 武器・実用の工具。のちに鉄鎌・鉄斧 青銅器=祭器・宝器・装身具など 磨製石器=磨製片刃石斧・石包丁・紡錘車 木製の鍬・鋤・田下駄、木臼・竪杵 |
縄文土器=低温で焼かれ、厚手・黒褐色・縄目の文様 | 弥生土器=薄手・赤褐色 | ||
住居 ・ 衣服 | 移動=一定の範囲内を移動 簡単なテント式の住居。洞穴・岩陰を一時的に住居として利用 | 定住=竪穴住居(中央に炉を設置。1戸に数人から10人程度) 湧き水の得られる台地上に集落を形成(環状集落が主) 海岸近くの集落には貝塚が見られる | 定住=竪穴住居に住み、掘立柱の高床倉庫を利用(穀物保管) 環濠集落と高地性集落 男は袈裟衣、女は貫頭衣を着用 |
墓制 ・ 宗教 | 未解明 | 屈葬=手足の関節を折り曲げて埋葬 共同墓地(貝塚はゴミ捨て場兼埋葬場) アニミズム(精霊崇拝) 土偶・土版・石棒など呪術的遺物 抜歯や叉状研歯の風習 | 伸展葬=手足を伸ばして埋葬 九州北部に甕棺墓・箱式石棺墓・支石墓。東日本に再葬墓各地に土壙墓・木棺墓・壺棺墓・方形周溝墓 弥生後期に西日本で大きな墳丘墓 農耕儀礼が発達 |