イモータルズ
射手のフリーズ (ルーブル美術館)
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イモータルズ (immortals)  (不死隊・一万騎兵・アタナトイ・不滅隊)

アケメネス朝ペルシアの定員1万人の多民族精鋭部隊。 キュロス2世カンビュセス2世ダレイオス1世らが率いて活躍した。イッソスの戦いアレクサンドロス3世に敗れる。

イモータルズ

イモータルズが活躍した戦争

キュロス2世
バビロン征服(紀元前547年)
カンビュセス2世
エジプト遠征(紀元前525年)
ダレイオス1世
インド遠征(紀元前520年)
スキタイ遠征(紀元前513年)
ペルシア戦争
マラトンの戦い(紀元前490年)
テルモピュライの戦い(紀元前480年)
マルドニオス指揮下で占領軍としても働く
イッソスの戦い アレクサンドロス3世に敗れる

画像出典: 射手のフリーズ | ルーヴル美術館 | パリより

射手のフリーズ
アケメネス朝時代、ダレイオス1世の治世、紀元前510年頃
イラン、スーサ、ダレイオス1世の宮殿、アパダーナ遺丘

行列行進

射手のフリーズは、右方もしくは左方に行進する射手の行列を表現している。彼らは両手で槍の柄をおさえ、肩から両先端にアヒルの頭を象った弓とまた矢筒を下げ、ゆっくり行進する姿で描かれている。
ひもを結わえたボティーヌを履いて前進する足の上に、槍の先端を上方へ垂直に保ちながらその石突きを支えている。飾紐で縁取られたペルシア風の大きな衣装を身につけ、それは脚のところでひだを寄せ、幅広い袖がベルトの方に曲線を描いている。鬚(ひげ)を生やした彼らは、うなじの部分で密になる分厚い巻き毛に葉飾りの鉢巻で抑えた髪形を結っている。
それぞれの煉瓦は、ケイ素質の素地の中で型抜きされているが、煉瓦の表面が長方形であるのに対し、本体はわずかにV字の楔形をして後方へ向かい薄くなっている。そうすることにより、装飾された表面の並置の間隔をきっちり詰めながら、裏面につなぎ用のモルタルにスペースが残せるよう工夫されている。装飾は浮彫と彩色の組合せで、そこには緑、褐色、白そして黄色を用いて、ケイ素質の素地の薄い隔膜によって仕切られている。

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