テオドリック廟
テオドリック廟 Ravenna

テオドリック廟


テオドリック廟
テオドリック(東ゴート王)がラヴェンナを首都とし、自身の霊廟として520年に建てられた。円形2階建ての珍しい建物で、ローマのキリスト教建築やビザンツ建築の影響をほとんど受けない東ゴート独自のスタイルで築かれ、蛮族風の後期古典古代建築として価値をもつ。世界遺産「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」に登録されている。

テオドリック廟

概要

527年にユスティニアヌス1世(東ローマ皇帝)が即位すると、正教教義擁護を掲げて535年にイタリアに侵攻し(ゴート戦争)、勝利したユスティニアヌス1世は540年ラヴェンナをイタリアにおける東ローマ帝国政府の所在地とした。

装飾

クーポラは、接合せずにイストリア産の石材を積み上げた巨大な石のブロックでできており、直径11mのドームになっている。切り石による組積構造で、ドームは巨大な一枚岩でできている。霊廟の内部に石棺が残るが、遺品や副葬品などはない。

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ラヴェンナの初期キリスト教建築物群 – 世界の歴史まっぷ

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