司馬穰苴 田穣苴は、斉（春秋）の王・景公に仕えて大司馬となり、姓を司馬と称した将軍。
斉の繁栄に功績を挙げ、兵法書・武経七書の一つ、「司馬法」を著した。生没年不詳。
宰相晏嬰の推薦により登用され、斉の繁栄に功績を挙げた。兵法書『司馬法』の著者。田完の後裔である。
司馬穰苴
司馬という名称は周代の軍部をつかさどる官名で、それが後に姓名になったものである。この本の主人公の司馬穰苴は斉人で氏は田（つまり田穰苴）であり、景公（斉）に任じられ大司馬の職についたので司馬穰苴と呼ばれるようになった。
司馬法
斉は兵法の開祖といわれる太公望が作った国であり、春秋戦国時代では兵法や学問が盛んに研究されていた。
有名な孫子も斉人である。司馬法が成立するきっかけになったのは、威王（斉）が古くから斉に伝わる兵法を駆使して斉を強国にしたという経緯の元に、兵法の大切さに気づき、家臣たちに命じて、古くから伝わる斉の兵法を研究させ、それに司馬穰苴が作った兵法を付け加えて「司馬穰苴の兵法」としてまとめたというのが有力な説である。
トップ画像出典: 京都大学KULINE
登録番号 RGTN:944936, NDC:399.2, マイクロフィルム番号:MNO:P683
司馬穰苴が登場する作品
孫子兵法
孫正義やビル・ゲイツも愛読したビジネス戦略の礎となった古典、孫子兵法。諸葛亮孔明や曹操が戦略の根基とした無敵の兵法の誕生秘話をHDでドラマ化。
中国春秋時代の兵法書『孫子』を著したとされる思想家孫武の半生、紀元前500年頃の群雄割拠の時代を描いた物語。
孫子兵法 あらすじと登場人物 – 世界の歴史まっぷ
恕の人 -孔子伝-
生涯をかけて仁・義・礼・智・信の心を説き続けた孔子は、後に儒教、道徳の始祖と呼ばれる。
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