ウンマ(Umma)
ウンマの古地図(ルーブル博物館) ウンマに属する土地の区画ごとの面積が記されている

ウンマ(Umma)


ウンマ(Umma)
古代シュメール文明の都市国家の一つ。元首はエンシ(ensi、王または知事)と称した。市の守護神とされるのは、ウサハラ神・イナンナの息子シャラ神など。ダムキナ女神・ニサバ女神も崇拝された。征服者ルガルザゲシを生んだことで有名である。

ウンマ(Umma)

年譜

ウンマ(Umma) メソポタミア ウルク バビロニア
メソポタミアの地図
  • 前2425年頃:ラガシュの王エアンナトゥム(キシュ王の称号を持つ)が、ウンマの王エナカリを撃破する。
  • 前2371年頃:祭司ルガルザゲシが前王を倒して、王(エンシ)となる。
  • 前2340年頃:ルガルザゲシ王がラガシュを襲撃して撃破、破壊した。
  • 前2331年頃:サルゴン、キシュ王を倒して王となり、シュメールを征服。
  • 2003年:アメリカのイラク侵攻後の略奪により、ウンマとウムアルカラブの遺跡が破壊された。

シュメールの多くの都市国家はそれぞれ周囲の1000平方キロもの土地を支配していた。 ラガシュ、エリドゥ、キシュ、ニップルウルク、シッッパル、アカシャク、ウルなどの都市ははるか昔からその名を轟かせていた。

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