ラテン帝国 十字軍の影響 十字軍の遠征路とラテン帝国地図
十字軍の遠征路とラテン帝国地図 ©世界の歴史まっぷ

十字軍の影響

200年にもおよぶ十字軍をつうじて、ビザンツ帝国の衰退が加速され、当初威信を高めたローマ教皇も後期十字軍以降威信は揺らぎ、東方の領土や富の獲得をめざした諸侯、騎士も全般的に勢力を失い、遺領を没収した国王が相対的に力を強めた中で、十字軍から最大の利益を引き出したのは、北イタリア諸都市であった。

十字軍の影響

西ヨーロッパ中世世界の変容
ヨーロッパ世界の形成と発展 ©世界の歴史まっぷ

200年にもおよぶ十字軍をつうじて、ビザンツ帝国の衰退が加速された。ローマ教皇も、十字軍を唱導することで当初威信を高めたが、後期十字軍以降しだいに指導力の限界を感じさせ、威信は揺らいだ。
また、東方の領土や富の獲得をめざした諸侯、騎士は全般的に勢力を失い、その遺領を没収した国王が相対的に力を強めていった。
そうした中にあって、十字軍から最大の利益を引き出したのは、北イタリア諸都市であった。兵士と物資の輸送にあたるだけでなく、ライバルのビザンツ商人にかわって東地中海に商圏を拡大し、東方貿易から莫大な富を得ることになった。