北ヨーロッパ
ウルネスの木造教会 (世界遺産) Wikipedia

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北欧諸国はヴァイキング時代からキリスト教を受容したが、西欧の石造教会建築とはことなるヴァイキング独自の様式による木造教会をたてた。1397年、カルマル同盟締結により、デンマークが主導する連合王国が成立した。1523年スウェーデン独立後はデンマーク・ノルウェーの同君連合は1814年まで続いた。

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西ヨーロッパ中世世界の変容
ヨーロッパ世界の形成と発展 ©世界の歴史まっぷ
デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの北欧3国は、ヴァイキング時代を通じてキリスト教(カトリック)化し、部族統合も進んで国家としての形態を整えていった。11世紀の初めから14世紀の初めにかけて、国内では王・貴族・聖職者の争いが絶えず、外部からは神聖ローマ帝国の皇帝や諸侯、さらにはハンザ同盟の諸都市の圧迫を受け、動揺した。
また、アジア系フィン人の国フィンランドは、13世紀以来スウェーデンに統合されカトリック化が進んだが、東方からギリシア正教を報ずるノヴゴロド国に攻撃され、14世紀前半カレリア地方の東半分を割譲した。
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ウルネスの木造教会 (世界遺産) Wikipedia

北欧諸国はヴァイキング時代からキリスト教を受容したが、西欧の石造教会建築とはことなるヴァイキング独自の様式による木造教会(スターヴ教会)をたてた。

14世紀半ば、デンマークはファルデマール4世(デンマーク王)(位1340〜1375)の時代に国内の混乱を平定し、政情は安定した。ノルウェー王に嫁した王女マルグレーテ1世(1353〜1412)は、父王と夫王がなくなるとデンマーク・ノルウェー両国の実権を掌握(1380)、さらにスウェーデン貴族の要請でスウェーデン王を追放し、3国を連合した。そして1397年デンマーク国境に近いスウェーデンの町カルマルに3国の貴族らを集め、みずからの血を引くポンメルンのエリク7世(デンマーク王)を共同の国王に推戴することを承認させた。この連合はカルマル同盟と呼ばれ、デンマークの主導する連合王国の成立を意味した。
15世紀以降スウェーデンの独立気運が強まり、1523年グスタフ1世(スウェーデン王)によるスウェーデンの独立で連合は解消されたが、デンマーク・ノルウェーの同君連合は1814年まで続いた。

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