王女の男
2011年韓国KBS(韓国放送公社)にて放送された15世紀の李氏朝鮮を舞台にしたテレビ時代劇。全24話。
1453年に李氏朝鮮で起きたクーデター事件、癸酉靖難を下敷きにしている。
王女の男
概要
朝鮮王朝第5代王・文宗(ムンジョン)の時代。朝廷の重臣キム・ジョンソの息子・スンユは、王座を狙う文宗の弟・首陽大君(スヤンテグン)の娘・セリョンと、そうとは知らず恋に落ちる。
静かに愛を育むスンユとセリョン。しかし、首陽大君が起こした朝鮮王朝史に残るクーデター「癸酉靖難(ケユジョンナン)」によって二人の運命は一変する。家族を惨殺され、復讐の鬼と化すスンユ。セリョンが首陽大君の娘であることを知り、二人は宿敵となってしまう…。
史実をモチーフに、運命に翻弄される二人の悲しく切ないラブストーリーを描く“朝鮮王朝版 ロミオとジュリエット”。
「癸酉靖難」とは?
1453年、朝鮮王朝第5代王・文宗(ムンジョン)の弟・首陽大君(スヤンテグン)が、王権簒奪を目論み、文宗の死後、幼くして即位した第6代王・端宗(タンジョン)を支える重臣キム・ジョンソをはじめ、自らの政敵を一挙に殺害し、政権を掌握したクーデター事件。その後、首陽大君は、1455年に端宗の譲位を受け、第7代王・世祖(セジョ)として即位した。
李施愛の乱
世祖晩年に起きた李氏朝鮮前期最大の反乱である李施愛の乱も組み込まれている。
人物相関図
画像出典: BS-TBS
女王の男・キャスト
キム・スンユ
金承琉: キム・ジョンソの末息子。成均館(高麗末期から李氏朝鮮時代の最高教育機関。)の博士で敬恵王女担当の宗学(チョンハク)の講師。後に承政院(李氏朝鮮における王命の伝達と臣下の上奏の報告を王へ行う官庁)の官吏。親の政敵の娘と知らずイ・セリョンと恋に落ちる。
イ・セリョン
李世姈: 世祖(首陽大君)の長女。敬恵王女の従妹。馬に乗りたがるおてんば娘で、それが縁でスンユと親しくなる。
父・首陽大君が王の座に就くが、スンユとの愛のため対立し、公主の地位を追われることになる。
キョンヘ王女
敬惠王女: 第5代王・文宗の長女。第6代王・端宗の姉。セリョンの従姉。母を早くに亡くし、わがままで尊大に育つ。スヤンテグンの叛意により奴婢の地位にまで落とされることになる。
シン・ミョン
申沔: シン・スクチュの息子。キム・スンユ、チョン・ジョンと無二の親友だったが、父・シン・スクチュが首陽大君に加担したため、シン・ミョンもキム・スンユ、チョン・ジョンと袂を分かつことになる。武官。漢城府判官。
チョン・ジョン
鄭悰: キム・スンユ、シン・ミョンの親友であり、名家出身だが、父を亡くし経済的に困窮していたが、敬惠王女の夫となる。
キム・スンユ周辺人物
キム・ジョンソ
金宗瑞(キム・ジョンソ) キム・スンユの父。世宗が最も信頼する家臣。議政府(李氏朝鮮における最高行政機関。正一品衙門。)の右議政を務めるが、首陽大君の排除対象となり、非業の死を遂げた。
キム・スンギュ
キム・ジョンソの息子。スンユの兄。父と共に非業の死を遂げる。
アンピョンテグン
安平大君第4代王・世宗の第3王子で第5代王・文宗、および第7代王・世祖の弟。書家。首陽大君を牽制していたが癸酉靖難時に流刑、のちに賜死。
イ・セリョン周辺人物
世祖/スヤンテグン
主人公イ・セリョンの父。第7代王・文宗の弟。王族の権力者。甥の第8代王・端宗が即位するとクーデターを起こして朝廷の重臣・兄弟を殺戮し(癸酉靖難)、端宗を退位させ、世祖として即位する。
トウォングン
桃源君 /懿敬世子: 第7代王・世祖の長男で、第9代王・成宗の父。
シン・スクチュ
申叔舟: シン・ミョンの父。文宗の学友。集賢殿の直提学。文宗を裏切り首陽大君に加担、癸酉靖難にも協力し、最終的に領議政(ヨンイジョン)(李氏朝鮮における議政府のひとつ。正一品にあたる最高の中央官職。現在の大韓民国の国務総理にあたる。)にまで上り詰めた。
敬惠王女周辺人物
文宗
文宗: 李氏朝鮮第5代王。
首陽大君(後の第7代王・世祖)の兄。元来病弱で、息子である第6代王・端宗がまだ11歳だったため、キム・ジョンソなどの有力な臣下にあとを託し、即位後2年強で死去。
端宗
端宗: 敬恵王女の弟。わずか12歳で即位した李氏朝鮮第6代王。叔父である首陽大君によって命を落とす。
錦城大君
錦城大君: 世宗の6男で首陽大君の弟。長男文宗の意を組み幼い端宗を支持した。そのことにより首陽大君に疎まれる。
画像出典: 公式サイト
あらすじ
第1話「運命の出会い」
1452年朝鮮王朝。第5代王文宗の治世。
文宗の腹心の部下キム・ジョンソと、文宗の弟スヤン大君の間には絶えず緊張の火花が散っていた。そんな中、突然スヤン大君がキム・ジョンソに縁談を持ちかける。娘のセリョンをキム・ジョンソの末息子スンユに嫁がせたいというのだ。
スンユは王族の教育機関に勤める新入りの講師。このたび急きょ敬恵王女の講義を担当することになった。一方、セリョンは敬恵王女とはいとこ同士で仲もよい。自分の縁談を知ったセリョンは、相手のスンユがどんな人物か確かめるため王女に成り代わって講義を受ける。
同じ頃、朝廷では敬恵王女の婚姻について話し合われていた。
第2話「王女の婿選び」
セリョンは母に禁じられながらもこっそり馬に乗って街に出る。ところがその馬が突然暴走。偶然彼女を見かけたスンユにすんでのところで救われる。セリョンの無茶な振る舞いを諌めながらも、奔放な彼女に魅かれていくスンユ。しばらくして、父から自分が王女の婿に決まったことを聞いた彼は、セリョンを思い浮かべ独り顔をほころばす。 一方、セリョンの許婚と思っていたスンユが自分の婿に決まり、複雑な心境の敬恵王女。だが、セリョンとスンユがかなり深い仲だと感じた王女は、セリョンに嫉妬を抱き始める。
第3話「束の間の喜び」
盗賊に襲われたスンユとセリョン。スンユは背中に矢を受けるが、たまたま盗賊を追っていたスンユの親友シン・ミョンに救われる。セリョンがスンユと馬に乗ったと聞いて嫉妬を覚えた王女は、スンユが自分の婿に決まったことをセリョンに話し、彼と会うことを禁じる。だがセリョンはもう一度馬の乗り方を教えてもらう約束をしていた。当日、スンユが待っているのではないかと心配で、セリョンは出掛けて行ってしまう。スンユは、危険な目に遭ったのにまた外出したのかと叱りながらも、セリョンを月に一度立つ市に連れてゆく。楽しい時を過ごし、スンユとセリョンは互いへの想いを深める。
第4話「動き出す策略」
敬恵王女から、自分が本当の王女だと明かされたスンユ。だが彼は、王女の婿を決める最終選考の日が来てもセリョンのことが忘れられない。自分が会っていたのは身代わりをさせられた女官だと聞いたスンユは必死でその女官を捜すが、行く先も名前さえも分からない。 諦めて最終選考の場へ向かう途中、スンユは突然武官に捕らえられてしまう。彼が王女を宮殿から誘い出し妓楼へ連れていったというのだ。
第5話「婚礼の陰で」
獄舎のスンユを訪ね、父スヤン大君と鉢合わせしてしまったセリョン。自分の素性も明かせぬまま連れ出されてしまったセリョンは、父にすべてを打ち明け、スンユの命だけでも助けてくれるよう涙ながらに頼む。スヤン大君は承諾し、代わりにスンユと二度と会わないと約束させる。一方、キム・ジョンソも熟慮の末、スヤン大君に息子スンユの命乞いをする。彼はスヤン大君の要求どおり右議政の職を辞任。スンユは死罪を免れ、宮廷から追放されるにとどまる。
第6話「募る思い」
旅から戻ったスンユは、いきなりセリョンとばったり出会う。だが、彼女への想いを断ち切るため、敢えてセリョンを冷たく突き放すスンユ。セリョンはそんな彼の態度に傷つき悩む。 王、文宗が倒れ、朝廷を好き勝手に動かし始めたスヤン大君。敬恵王女は独り抵抗を試みるが、婚姻を理由に宮殿から私邸へ居を移され、病気の父や幼い弟の世子から遠ざけられてしまう。 アンピョン大君は兄の文宗を思いやり、敬恵王女の私邸へ連れていく。そこにはキム・ジョンソも待っていた。
第7話「友情の亀裂」
スンユの気持ちを知り、心を弾ませるセリョンだが、なかなか自分の正体を明かせない。名前もヨリだと、侍女の名を言ってしまう。今や朝廷はキム・ジョンソの天下。王族であるスヤン大君は政治への関与を禁じられ、宮廷への立ち入りも控えるよう言われる。だが、それでおとなしく引き下がるスヤン大君ではない。彼は、密かに養成してきた私兵を使い、キム・ジョンソの暗殺を謀る。だが、キム・ジョンソには宮廷でも自宅でも常に取り巻きがいて隙がない。そこでスヤン大君が自らキム・ジョンソを自宅に訪ねて殺すことに…。
第8話「悲劇の始まり」
スヤン大君たちはいよいよキム・ジョンソ暗殺を決行することに。その計画を偶然立ち聞きしたセリョンは、何とかスンユを助けようとする。だが母の監視が厳しくスンユに会えない。ついには納屋に閉じ込められたセリョンは、服の一部を裂き、それに自らの指を噛んで血で文字を書く。そして、その布をスンユに届けてくれるよう侍女のヨリに託す。「僧法寺 ヨリ」と血で書かれたその布を受け取ったスンユは、夜中にもかかわらず急いで以前セリョンと会った寺へ向かう。
第9話「父の無念」
スンユが留守の間に、父と兄がスヤン大君に襲われた。だが父キム・ジョンソは一命を取り留める。その父に、王女の私邸にいる王に自分が生きていることを知らせるようにと命じられたスンユ。彼は兄嫁に父を託し王女の私邸へ向かう。到着すると、王に呼ばれたと思ってやって来たキム・ジョンソ側の高官たちが、スヤン大君の手の者に次々と殺されていた。シン・ミョンまでスヤン大君に加担していることを知ったスンユは、彼と対決する。
第10話「命を懸けた恋」
父の敵を討とうとスヤン大君の屋敷の前にやって来たスンユ。兵士から奪った刀で晴れがましく帰宅したスヤン大君にいざ斬りかかろうとしたその時、出迎える家族の中にセリョンの姿を見つける。彼女がスヤン大君の娘と初めて知ったスンユ。彼は困惑しながらもスヤン大君めがけて飛び出していくが、すぐに捕らえられてしまう。スンユは死んだものと思っていたセリョン。だが彼は生きていた。セリョンは目の前で捕らえられたスンユを何とか助けようとする。
第11話「危機一髪」
スンユは牢獄に現れたセリョンを見て逆上し、いきなり彼女の首を絞める。自分が心を寄せていた相手が、実は父や兄を殺した敵の娘だったのだ。お前とお前の父を殺してやると言うスンユに、セリョンは殺される日を待っていると告げ、獄舎を後にする。翌日、セリョンは流刑地に送られるスンユをそっと見送る。そこへ、スンユの兄嫁リュ氏とその娘のアガンが、罪人の家族として連行されてくる。
第12話「断ち切れぬ思い」
追っ手の狙いがスンユだと知ったソクチュは、スンユとともに一芝居打つ。追っ手の前でスンユを斬り崖から蹴り落としたのだ。遥か崖の下にスンユの死体を確認した追っ手は、使命を果たしと島を去ってゆく。ソクチュとスンユは小舟で都へ戻り、ソクチュがよく知る妓楼に身を隠す。シン・ミョンとの婚礼が迫っても一向に心を開かないセリョン。スンユの兄嫁と姪が敵の家で婢として下働きをさせられていると知った彼女は、シン・ミョンが止めるのも聞かず、二人を寺にかくまう。
第13話「復讐の序章」
先延ばしとなっていたセリョンとシン・ミョンの婚礼の日取りが決まった。だがセリョンはいまだスンユのことが忘れられず、シン・ミョンには一切心を開こうとしない。婚礼の日取りを報告するため敬恵王女を訪ねたセリョンは、王女から指輪を渡される。それは以前セリョンを王女と思い込んでいたスンユがセリョンのために買ったものだ。その指輪を愛おしそうに眺めるセリョン。一旦は寺の積塔に置き、護送船とともに沈んだはずのスンユの冥福を祈る彼女だったが、思い直して取りに戻ると何者かに二つのうちの一つが割られていた。
第14話「衝撃の再会」
婚礼が始まる直前、花嫁であるセリョンが姿を消す。スヤン大君に復讐するためにスンユが連れ去ったのだ。急きょ婚礼は中止され、スヤン大君を討つというクムソン大君の計画も見送られる。妓楼の小屋に閉じ込められたセリョン。彼女は自分をさらったのが、死んだはずのスンユと知り驚愕する。そんな彼女をスンユは、「生き抜いて自分を殺しに来てくれ」という言葉どおりすぐに殺してやると脅す。
第15話「苦渋の決断」
自分をかばって背中に矢を受けたセリョンを前に、呆然と立ち尽くすスンユ。そこへ密かに彼の跡をつけてきていたソクチュとノゴルが。スンユは二人に連れられ、無事にその場から逃げる。幸いセリョンも命に別状はなく、しばらくして意識を取り戻す。すぐに父から犯人について聞かれるが、スンユをかばうため何も見ていないと嘘をつくセリョン。クムソン大君とチョン・ジョンを排除したいスヤン大君は、二人にセリョンを拉致した罪を着せる。
第16話「即位の日」
スンユは、オンニョン君を討ち、その服に血で「大虎」と書き残す。「大虎」はスンユの亡き父キム・ジョンソの異名。人々はキム・ジョンソの怨霊が恨みを晴らしに来たと噂し始める。体裁を繕うため、端宗の譲位の意志をしばらくは受け入れなかったスヤン大君。だが得体の知れぬ敵から身を守るため、直ちに即位することに。王になれば、誰も容易には手を出せないからだ。スヤン大君の即位を知り、かっとなったスンユは、刀を取り妓楼を飛び出す。
第17話「苦悩する新王女」
スンユに会いに行ったセリョンは、彼を義姉リュ氏と姪アガンの所へ連れてゆく。死んだと思い込んでいた家族と再会でき、喜び合うスンユとリュ氏。だがスンユは、引き合わせてくれたセリョンに感謝しつつも、会うことはこれきりにしようと告げる。セリョンが、自分が復讐を誓う敵(かたき)の娘であることは動かしようのない事実なのだ。初めは王女となることを頑なに拒んだセリョンも、運命を受け入れ宮廷で暮らすことに。
第18話「決起の行方」
スンユたちが父スヤン大君を討つ計画であることを知ったセリョン。多くの命を奪った残酷な人間であっても、セリョンにはかけがいのない父親。その父の命を、愛するスンユが奪おうとしている。父を助ければスンユが死に、スンユを助ければ父が死ぬ。二人の間で悩み苦しむセリョン。彼女の苦悩を察するスンユは、セリョンに自分のことを忘れるよう告げる。そんな彼にセリョンは、一緒に見知らぬ土地へ行って暮らそうと言う。
第19話「別離 再び」
世祖(スヤン大君)を討つ計画が直前に露見し、イ・ゲやチョン・ジョンは捕らえられてしまった。スンユは何とか逃げおおせるが、シン・ミョンに正体を知られてしまう。それでもイ・ゲとチョン・ジョンを救わねばと独り牢獄の襲撃を考えるスンユ。見兼ねたソクチュが助っ人を買って出、事情を知らないノゴルもついてくることに。セリョンもイ・ゲたちを助けたいと協力する。牢獄のある漢城府にシン・ミョンを訪ね、その時に自分の護衛としてスンユたちを連れて入るのだ。一方、スンユが生きていると知った世祖は、居場所を聞き出そうとイ・ゲたちに拷問を加える。
第20話「絶縁の果てに」
父、スヤン大君と親子の縁を切ったセリョン。彼女は宮廷を出て、寺に身を寄せる。それを知ったスンユは寺にセリョンを訪ねると一旦は宮廷に戻るよう諭すが、結局自分のいる妓楼へ連れていく。宮廷とは大違いの暮らしだが、セリョンはスンユのそばにいられるだけで幸せだった。その頃、セリョンの弟で王位継承者のスンが血を吐いて倒れてしまう。スヤン大君は、弟が病に臥している時に男と逃げているとはと、ますますセリョンへの怒りを募らせる。
第21話「それぞれの愛」
父スヤン大君によってシン・ミョンの使用人にされてしまったセリョン。それを知ったスンユは、ソクチュとノゴルの力を借りてシン・ミョンの屋敷に侵入し、セリョンを助け出す。そして、その足でセリョンとともにチョン・ジョンの流刑先、光州に向かう。 二人は無事、光州に到着。チョン・ジョン、敬恵王女とともに再会を喜ぶ。だが休む間もなく、スンユはチョン・ジョンに連れられ地元の反スヤン勢力の者たちと会い、決起の計画を進める。その夜、四人そろっている時に、敬恵王女はお腹に新しい命が宿っていることを明かす。
第22話「哀しき友情」
スンユとセリョンを追って、シン・ミョンがチョン・ジョンの流刑先にやって来る。セリョンは一旦は捕まってしまうものの、敬恵王女とチョン・ジョンの力添えもあり、スンユはセリョンを連れ馬で逃げる。だがチョン・ジョンが檄文を見つけられ、捕らえられてしまう。それを知り、セリョンと敬恵王女を連れ急いで都へ戻るスンユ。檄文を見て激怒したスヤン大君は、翌日直ちにチョン・ジョンを処刑することに。スンユが自分を助けに来て、待ち構えるシン・ミョンに捕まることを心配したチョン・ジョンは、面会に来た敬恵王女に、処刑が明日であることをスンユには伏せておくよう言う。
第23話「王室からの抹消」
挙兵するため咸吉道へ向かうスンユ。セリョンは都へ残ることを決め、弟スンが病の床に臥す実家へ戻る。だがスンは間もなく他界。スヤン大君は後継ぎを失い悲嘆に暮れる。彼は、スンユの居場所を言おうとしないセリョンに怒り、すべての記録から彼女に関する記述を抹消した上、自分の前に二度と姿を見せるなと彼女を追い出す。再びシン・ミョンの使用人として暮らし始めるセリョン。 咸吉道に到着したスンユは、地元の反乱軍とともに次々と官軍を倒す。
第24話(最終回)「永遠の愛」
反乱軍の拠点のそばまでやって来たセリョン。ところが彼女を見つけた反乱軍の兵士は彼女を密偵と判断。セリョンはすぐさま殺されることに。だがそれがセリョンだと察したスンユが間一髪で彼女を救う。スンユはセリョンを砦に連れて戻り、仲間に自分の妻だと紹介する。セリョンに会い束の間の心の安らぎを得るスンユだったが、ここは危険な戦場。彼はセリョンを都へ帰す。そしてシン・ミョン率いる官軍との戦に臨む。
李氏朝鮮歴代王一覧
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李氏朝鮮国王一覧
姓・諱 | 廟号 | 日本読み | 朝鮮読み | 在位開始 | 在位終了 | 作品 | 党派 | 乱 | 父 | 母 | 封号 | ||||||||
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李氏朝鮮 | 第1 | 李成桂 | 太祖 | たいそ | 1393 | 1398 | 勲旧派 | 李子春 | 永興崔氏 | 権知高麗国事 | |||||||||
第2 | 李芳果 | 定宗 | ていそう | チョンジョン | 1398 | 1400 | 太祖 | 神懿王后 | 次男 | ||||||||||
第3 | 李芳遠 | 太宗 | たいそう | テジョン | 1400 | 1401 | 太祖 | 神懿王后 | 五男 | ||||||||||
1401 | 1418 | 朝鮮国王 | |||||||||||||||||
第4 | 李裪 | 世宗 | せいそう | セジョン | 1418 | 1450 | 太宗 | 元敬王后・閔氏 | 三男 | ||||||||||
第5 | 李珦 | 文宗 | ぶんそう | ムンジョン | 1450 | 1452 | 王女の男 | 世宗 | 昭憲王后・沈氏 | 長男 | |||||||||
第6 | 李弘暐 | 端宗 | たんそう | タンジョン | 1452 | 1455 | 癸酉靖難 | 文宗 | 顕徳王后・權氏 | ||||||||||
第7 | 李瑈 | 世祖 | せいそ | セジョ | 1455 | 1468 | 李施愛の乱 | 世宗 | 昭憲王后・沈氏 | 次男 | |||||||||
第8 | 李晄 | 睿宗 | えいそう | イェジョン | 1468 | 1469 | 世祖 | 貞熹王后・尹氏 | 次男 | ||||||||||
第9 | 李娎 | 成宗 | せいそう | ソンジョン | 1469 | 1494 | 士林派 | 世祖の長男・懿敬世子 | 仁粋大妃 | 次男 | |||||||||
第10 | 李㦕 | 燕山君 | えんざんくん | ヨンサングン | 1494 | 1506 | 戊午士禍 甲子士禍 中宗反正 | 成宗 | 廃妃・尹氏 | 長男 | |||||||||
第11 | 李懌 | 中宗 | ちゅうそう | チュンジュン | 1506 | 1544 | 己卯士禍 | 成宗の次男 | 貞顕王后・尹氏 | ||||||||||
第12 | 李峼 | 仁宗 | じんそう | インジョン | 1544 | 1545 | 中宗 | 章敬王后・尹氏 | 長男 | ||||||||||
第13 | 李峘 | 明宗 | めいそう | ミョンジョン | 1545 | 1567 | 乙巳士禍 | 中宗 | 文定王后 | 次男 | |||||||||
第14 | 李昖 | 宣祖 | せんそ | ソンジョ | 1567 | 1608 | 西人 | 東人 | 文禄・慶長の役 | 中宗の三男・徳興大院君 | 河東府大夫人鄭氏 | 長男 | |||||||
第15 | 李琿 | 光海君 | こうかいくん | クァンヘグン | 1608 | 1623 | 南人 | 北人 | 宣祖 | 恭嬪金氏 | 次男 | ||||||||
第16 | 李倧 | 仁祖 | じんそ | インジョ | 1623 | 1649 | 小北 | 大北 | 宣祖の五男・定遠君(庶子) | 仁献王后 | 長男 | ||||||||
第17 | 李淏 | 孝宗 | こうそう | ヒョジュン | 1649 | 1659 | 仁祖 | ||||||||||||
第18 | 李棩 | 顕宗 | けんそう | ヒョンジョン | 1659 | 1673 | 西人粛清 | 孝宗 | 仁宣王后 | 長男 | |||||||||
第19 | 李焞 | 粛宗 | しゅくそう | スクチョン | 1674 | 1720 | トンイ | 老論 | 少論 | 甲寅礼訴 庚申換局 | 顕宗 | 明聖王后 | 長男 | ||||||
第20 | 李昀 | 景宗 | けいそう | キョンジョン | 1720 | 1724 | 辛壬士禍 | 粛宗 | 禧嬪張氏 | 長男(庶子) | |||||||||
第21 | 李昑 | 英祖 | えいそ | ヨンジョ | 1724 | 1776 | イ・サン | 僻派 | 時派 | 壬午士禍 | 粛宗 | 淑嬪崔氏 | 次男(庶子) | ||||||
第22 | 李祘 | 正祖 | せいそ | チョンジョ | 1776 | 1800 | 功西 | 信西 | 辛酉教獄 | 英祖の次男・荘献世子 | 恵慶宮洪氏 | 次男 | |||||||
第23 | 李玜 | 純祖 | じゅんそ | スンジョ | 1800 | 1834 | 僻派 | 勢道政治 (安東金氏) | 正祖 | 綏嬪朴氏 | 次男 | ||||||||
第24 | 李奐 | 憲宗 | けんそう | ホンジョン | 1834 | 1849 | 純祖の長男・孝明世子 | 神貞王后 | 長男 | ||||||||||
第25 | 李昪 | 哲宗 | てっそう | チョルジュン | 1849 | 1863 | 正祖の弟・恩彦君の子・恩彦君 | 龍城府大夫人廉氏 | 三男 | ||||||||||
第26 | 李熙 | 高宗 | こうそう | コジュン | 1863 | 1897 | 明成皇后 | 江華島事件 壬午事変 甲申政変 東学党の乱 乙未事変 | 英祖の次男・荘献世子の三男・恩信君 の養子・南延君の四男・興宣大院君 | 驪興府大夫人閔氏 | 次男 | ||||||||
大韓帝国 | 高宗 | 1897 | 1907 | 第1代皇帝 | |||||||||||||||
第27 | 李坧 | 純宗 | じゅんそう | スンジュン | 1907 | 1910 | 高宗 | 明成皇后閔氏 | 長男 | 第2代皇帝 |