ザ・ローマ帝国の興亡 第一話 ネロ
ザ・ローマ帝国の興亡 第一話 ネロ
ストーリー
紀元64年。ローマで起こった大火は市内のほとんどを焼き尽くした。ローマ帝国第5代皇帝ネロは市民のため、帝国史上最大の建築計画を立てるが、莫大な費用のために国庫は底をつき、遂に神殿に納められた財宝にも手をつけはじめる。
見どころ
ローマの大火は6日間続き、14区中10区が焼きつくされ、壊滅状態となったローマ。元老院からネアポリス(ナポリ)かカプアへの遷都を望まれるが、ネロはローマの大規模な再建と新しい文化、芸術の都を目指し史上最大の建設計画する。
町を装飾するための大量の貴金属や大理石がエジプト・ギリシア・スペインから運ばれた。ローマン・コンクリートの使用で効率よく作業は進むようになった。
しかし、26平方キロを超える土地を舗装し、何百もの建物を造る必要があったため、莫大な費用が発生する。
同64年、 神殿や国中を襲撃し財宝を奪い費用に当てたため、元老院と民衆を敵に回すことになる。
ローマを守るため、元老院のピソを皇帝に擁立する計画が上がるが、計画がばれ、怒ったネロは多くの老院議員を処刑する。暴君となったネロは溺愛していた妻のポッパエア・サビナも蹴り殺してしまう。
67年、ガリアとスペインが反旗を翻す。アフリカとゲルマニアも反乱に加勢する。
68年、ローマ帝国の富はネロの夢に吸い尽くされ、崩壊寸前となる。議会でネロは誰もが耳を疑うような意見を言う。ネロに見切りをつけた議員たちは、長年ローマを治めてきた血脈を絶ち新しい政策で国を立て直し文明社会を築かなければローマは完全に崩壊してしまうと考え、ネロを国家の敵と定め、死刑を宣告する。
ネロは逃げきれず、自殺し、帝政の開始から続いた世襲制度は幕を下ろした。ローマは貴族層から統治者を選ぶことが誤りだと気がつき、新皇帝には血統よりも功績のあるものが選ばれた。
DVD
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