平安時代初期の政治改革
平安時代初期の政治改革
1 桓武天皇の政治
- ●●●の設置:国司の不正に対処するため、国司交替時の事務引継文書である●●●を審査
- 班田の励行:6年ごとの土地給付(6年1班)を改め、12年1班とする
- 軍制改革:東北と北九州以外の軍団を廃止、●●●の子弟や有力農民から●●●を採用し、少数精鋭の兵士の強化に着手
- 農民の負担軽減:正丁の場合、雑徭を60日から30日に半減
- 平安京造営と蝦夷鎮定で民衆の疲弊 徳政相論
史料チェック:徳政相論
時に緒嗣議して云く、「方今、天下の苦しむ所は、(a)軍事と造作となり。此の両事を停めば百姓安んぜむ」と。真道、異議を確執して肯て聴かず。(b)帝、●●●の議を善しとし、即ち停廃に従ふ。(『日本後紀』)
問1 (a)の軍事と造作とは具体的に何のことか。
答え 軍事: ●●● 造作:●●●
問2 (b)の帝とは誰のことか。
答え ●●● *桓武天皇以後、平城天皇に続き●●●天皇が改革を継承
2 嵯峨天皇の政治
- 平城京への再遷都と重祚を画策する兄の平城太上天皇と対立=「二所朝廷」
- ●●●の変(810):藤原仲成とその妹の●●●と結び、平城太上天皇が再遷都と重祚を画策するが失敗 藤原式家は没落
- ●●●設置:平城太上天皇の変に際し天皇の機密文書を扱う秘書官長新設。初代には藤原●●●の●●●と巨勢野足が就任。その役所を●●●と称し、所属する役人を蔵人と呼称
- ●●●設置:平安京の治安維持、犯人逮捕などを担う のち業務を拡大し、訴訟・裁判も担当
新設の官職
律令にならい新設の官職を●●●と称す。征夷大将軍をはじめ、奈良時代に設けられた中納言・参議、銭を造る鋳銭司もこれに該当。
- 征夷大将軍文室綿麻呂を派遣(811)、蝦夷は鎮静化、徳丹城を築く
- 法制の整備