5「平安王朝の形成」まとめ1/2 - 平安遷都と蝦夷との戦い・平安時代初期の政治改革・地方と貴族社会の変貌
8世紀ころの東北地方の城柵地図 ©世界の歴史まっぷ

5「平安王朝の形成」まとめ1/2 - 平安遷都と蝦夷との戦い・平安時代初期の政治改革・地方と貴族社会の変貌

日本史 > 第2章 律令国家の形成


平安時代初期の政治改革

平安時代初期の政治改革

1 桓武天皇の政治

  1. ●●●の設置:国司の不正に対処するため、国司交替時の事務引継文書である●●●を審査
  2. 班田の励行:6年ごとの土地給付(6年1班)を改め、12年1班とする
  3. 軍制改革:東北と北九州以外の軍団を廃止、●●●の子弟や有力農民から●●●を採用し、少数精鋭の兵士の強化に着手
  4. 農民の負担軽減:正丁の場合、雑徭を60日から30日に半減
  5. 平安京造営と蝦夷鎮定で民衆の疲弊 徳政相論とくせいそうろん

史料チェック徳政相論

時に緒嗣議して云く、「方今、天下の苦しむ所は、(a)軍事と造作となり。此の両事を停めば百姓安んぜむ」と。真道、異議を確執して肯て聴かず。(b)●●●の議を善しとし、即ち停廃に従ふ。(『日本後紀』)

問1 (a)の軍事と造作とは具体的に何のことか。

答え 軍事: ●●● 造作:●●●

問2 (b)の帝とは誰のことか。

答え ●●● *桓武天皇以後、平城天皇に続き●●●天皇が改革を継承

2 嵯峨天皇の政治

  1. 平城京への再遷都と重祚じゅうそを画策する兄の平城太上天皇と対立=「二所朝廷」
  2. ●●●の変(810):藤原仲成とその妹の●●●と結び、平城太上天皇が再遷都と重祚を画策するが失敗 藤原式家は没落
  3. ●●●設置:平城太上天皇の変に際し天皇の機密文書を扱う秘書官長新設。初代には藤原●●●●●●巨勢野足こせののたりが就任。その役所を●●●と称し、所属する役人を蔵人と呼称
  4. ●●●設置:平安京の治安維持、犯人逮捕などを担う のち業務を拡大し、訴訟・裁判も担当
    新設の官職

    律令にならい新設の官職を●●●と称す。征夷大将軍をはじめ、奈良時代に設けられた中納言・参議、銭を造る鋳銭司もこれに該当。

  5. 征夷大将軍文室綿麻呂ふんやのわたまろを派遣(811)、蝦夷は鎮静化、徳丹城を築く
  6. 法制の整備
    • ①律令制定以後、社会の変化に応じて出された法令が多数混在し矛盾
    • ②それらの追加法令を分類・編集 律令の規定を補足・修正した●●●と、施行細則としての●●●
    • 嵯峨天皇時代、8世紀以後の追加法令が『●●●』として完成
      • 以後、清和天皇期の『●●●』、後醍醐天皇の『●●●』とを総称して『●●●』という
      • *三代格を分類・編集した『類聚三代格』が現存、式は延喜式のみ現存
    • ④令の解釈を統一 令の解釈に混乱が生じ、公式な解釈が必要
      • ●●●』(833):朝廷の命で清原夏野きよはらのなつのらが編纂した養老令の官撰注釈書
      • ●●●』(9世紀後半):惟宗直本これむねのなおもとによって撰集された私撰注釈書
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