ヨーク朝 ランカスター朝 ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 - ヘンリー六世
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ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー六世 登場人物とあらすじ

ドラマ

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ホロウ・クラウン/嘆きの王冠

ヘンリー六世
ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー六世 イギリスのBBCが企画・制作した、シェイクスピアの史劇『ヘンリー六世 第1部』と『ヘンリー六世 第2部』に基づき描いたテレビドラマ。 イギリスの中世に生きた国王の苦悩と戦いを描いたシェイクスピアの有名な史劇を、壮大な風景と歴史的な建造物を背景に忠実にドラマ化されている。 ウィリアム・シェイクスピアの史劇作品群に基づいき、シェイクスピアの名場面と力強い言葉の世界を堪能できるイギリスのテレビ映画シリーズである。 日本ではHuluによって初めて配信されるが、現時点で日本語に対応したDVDはまだ発売されていない。

ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー六世

登場人物相関図

ホロウ・クラウン嘆きの王冠-ヘンリー六世
ホロウ・クラウン嘆きの王冠系図 ©世界の歴史まっぷ

時代背景

1420年: トロワ条約を締結。ヘンリー5世のフランス王位継承権を認めさせ、ランカスター朝の絶頂期を築く。 1421年: ヘンリー5世とシャルル6世の娘・キャサリン・オブ・ヴァロワ(カトリーヌ)の間にヘンリー6世が誕生。 1422年: ヘンリー5世が赤痢により35歳で急死。 1422年: シャルル6世も死去。 1429年: ヘンリー6世戴冠。 1431年: ジャンヌ・ダルク処刑。 1445年: ヘンリー6世とマーガレット・オブ・アンジュー結婚。 1447年: 摂政のグロスター公暗殺される。 1455年: バラ戦争 – セント・オールバーンズの戦いでサマセット公、サフォーク公死亡。

あらすじ

シーズン2,第1話

フランスとの戦争を背景に、イングランド国内では貴族たちの足並みが乱れ始める。そしてヘンリー5世が逝去し、まだ幼子だった彼の息子がヘンリー6世として即位。それから17年後、若き王ヘンリーの王座のもと、貴族の対立はますます激化してく。
ウェストミンスター寺院にてヘンリー5世の葬儀後、ヘンリー5世が勝ち取った領土とフランス王位は、幼い王と摂政に託される。 トロワ条約を締結したヘンリー5世(イギリス王)とシャルル6世(フランス王)が相次いで死去し、事態は再び混迷しはじめる。 イングランドはヘンリー6世をイングランド王位とフランス王位(フランス王としての正式な戴冠式は1431年)に就けるが、ヘンリー6世は前年の1421年に生まれたばかりの赤子であり、フランス王太子はシャルル7世を名乗り、ブールジュでなおも抵抗を続けており、フランスでのイングランド軍の軍事的敗北の報せが届く。 17年後、リチャード・プランタジネットがロジャー・モーティマーに聞く。 「ヘンリー4世はリチャード2世から王位を奪ったが、次の継承者は私だった。ヘンリー4世の即位に反対する勢力が私(ロジャー・モーティマー)を王位につかせようとしたが、私は幽閉され、仲間(リチャード・プランタジネットの父・ケンブリッジ伯リチャード・オブ・コニスバラを含む)は斬首された(サウザンプトンの陰謀事件)。」 ロジャー・モーティマーの娘を母に持つリチャード・プランタジネットは、自分が正当な王位継承者だと知る。 リチャード・プランタジネットとサマセット公・エドムンド・ポーフォートは王位継承に関して口論し、どちらの主張が正しいかを示すため、それぞれ赤薔薇と白薔薇を選ぶ。
リチャード2世の王位継承に関する系図
ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー六世
リチャード2世の王位継承に関する系図
リチャード・プランタジネット
ヨーク朝を創始したエドワード4世はライオネルの弟エドムンドの男系の曾孫であるが、ライオネルの子孫でもあることをもって、ライオネルの弟ジョンの男系子孫であるランカスター家に勝る王位継承権を主張して対抗した。
ヘンリー6世はリチャード・プランタジネットの名誉を回復し、ヨーク公に叙する。フランスに渡り、フランス王として戴冠する。 正当なフランス王を主張するシャルル7世より、ジャンヌ・ダルクに導かれ、ルーアンを奪還しイングランド勢力を駆逐すると手紙が届く。 ヘンリー6世は、タルボット卿に進軍を命じ、ヨーク公となったリチャード・プランタジネットにフランスの摂政を任命。サマセット公・エドムンド・ポーフォートに奇兵隊を出し、リチャードの歩兵隊と共にタルボット卿を助け、シャルル7世のいるルーアンへの出陣を命じた。 しかしヨーク公とサマセット公は援軍を出さなかったため、タルボット卿の息子ジョンは戦死、タルボット卿はジャンヌ・ダルクに殺される。 サマセット公は捕らえたマーガレット・オブ・アンジューをヘンリー6世の王妃にと考える。

シーズン2,第2話

フランスの領土を失ったイングランド。さらにサマセットが押し進めたヘンリー6世とマーガレットとの婚姻が、宮廷内での争いの火種になっていく。王妃となったマーガレットは発言力を強め、ついにグロスター公を摂政の座から追い出す。そして、バラ戦争の火ぶたが切って落とされようとしていた…。
ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー六世
ランカスター家の赤薔薇 Source: Wikipedia
ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー六世
ヨーク家の白薔薇 Source: Wikipedia
ヨーク公リチャードはジャンヌ・ダルクを処刑する。 サマセット公に連れられ、マーガレットがイギリスに渡る。この結婚はフランス側からの持参金は一切無く、イングランド側がアンジュー公領とルーアン、パリ、メーヌ侯爵領をフランス王に引き渡すことが条件の元に行われた。この内容にイングランド宮廷内では不満が鬱積し、バラ戦争の原因の1つとなる。 サマセット公はマーガレットを通じてヘンリー6世に影響を与えようと企む。その邪魔になるのが国民に人気のある摂政のグロスター公ハンフリーで、王妃マーガレットはグロスター公爵夫人エリナーと宮廷で優位を競い合う。エリナーは魔術を行なったとして逮捕され、グロスター公ハンフリーも摂政から降ろされる。

シーズン2,第3話

ヨーク公リチャード・プランタジネットが率いるヨーク派はセント・オールバーンズの戦いにて、ランカスター派に勝利。ヘンリー6世は、存命中は王であることを認めさせる代わりに、自分の1人息子ではなく、ヨーク家に王位継承権を渡すことを約束してしまう。
ウィンチェスター司教、サフォーク公、サマセット公は手を組んでグロスター公を陥れて逮捕させ、暗殺する。 グロスター公の死がサマセット公らの手によるものだと感じたヘンリー6世は、国外追放を命じるが、王妃に泣きつかれてすぐに撤回した姿を見たヨーク公リチャードとウォリック伯は、堪忍袋の尾が切れ、ヘンリー6世に反旗を翻し、バラ戦争が始まる。 5年後、セント・オールバーンズの戦いでヨーク公が勝利し、ヘンリー6世はヨーク公を王位継承者として和解する。

シーズン2,第4話

ヘンリー6世が、ヨーク公に王位継承権を渡したと知り、マーガレット王妃は激怒する。彼女は、息子の権利を取り戻すため、ヨーク公 (プランタジネット家) の城を襲撃。プランタジネット家の息子たち、エドワード、ジョージ、そしてリチャードは何とか生き延び、再び反撃ののろしを上げる。
ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー六世
王位に就いたエドワード4世 © 2015 Carnival Film & Television Limited. All Rights Reserved. | NBCユニバーサル
弱腰の王に怒った王妃マーガレットはウェイクフィールドの戦いでヨーク家を襲撃し、マーガレットとクリフォード男爵がヨーク公を愚弄した上で殺す。 タウトンの戦いで、ヨーク派はランカスター派の軍を破って報復する。 エドワード4世が王位に就くき、弟ジョージをクラレンス公、リチャードをグロスター公とする。 ヘンリー6世は絶望して荒野をさまよったのち、幽閉される。 10年後ウォリック伯はフランスへ行き、フランス王ルイの義妹をエドワード4世の妻に請うが、エドワード4世は未亡人エリザベス・ウッドヴィルと恋に落ちていた。

シーズン2,第5話

ウォリック伯爵の加勢により、エドワード、ジョージ、そしてリチャードは、王妃マーガレットが率いるランカスター派と対決。ヨーク派が勝利を収めたあと、リチャードは、ヨーク家の王座を確実なものにするためヘンリー6世を殺害する。これによりランカスター朝は終わりを告げる。
ウォリック伯はフランスへ行き、フランス王ルイの義とエドワード4世の婚姻話を進めていたところにエドワード4世が未亡人エリザベス・ウッドヴィルと結婚した知らせが届く。 面目を失ったウォリック伯は、フランス王の援助を求めるために王宮に滞在していたマーガレットの側に寝返り、自らの娘アン・ネヴィルをマーガレットの息子エドワード・オブ・ウェストミンスターと婚約させる。 クラレンス公も兄を見限って一時ウォリック伯の味方となるが、説得されて兄のもとに戻る。テュークスベリーの戦いでヨーク派がランカスター派を破る。 エクセター公とウォリック伯は戦死し、マーガレットは捕えられ、息子エドワードは処刑される。 密かに王位をねらうグロスター公(後のリチャード3世)はロンドン塔に入り、幽閉されていたヘンリー6世を殺す。皇太子エドワードが生まれる。

DVD

ホロウ・クラウン/嘆きの王冠

ヘンリー六世