貴族の生活
貴族の生活
- 衣:
- 男性の正装は●●●や、簡略化した衣冠、通常は直衣・狩衣、下級武士などは直垂、庶民は水干
- 女性の正装は●●●、通常は小袿、庶民は小袖など
- 食:簡素で1日2回、獣肉は用いず
- 住:寝殿造、貴族の多くは左京に居住(右京は荒廃)
- 通過儀礼:10〜15歳で男子は●●●、女子は●●●以後に成人の扱い
- 年中行事:賀茂祭などの神事、相撲などの遊興、除目(官吏任命)などの政務
- 習俗:中国より伝来した●●●道により日常生活に制約
- ●●● 外出を控え建物内で謹慎
- ●●● 凶の方向を避けて行動
図版チェック
1. 次の服装図の名称を下記語群から選べ。
語群 ア:十二単, イ:狩衣, ウ:水干, エ:束帯, オ:小袿, カ:直衣
答え: A:●●●, B:●●●, C:●●●, D:●●●, E:●●●, F:●●●
2. 次の文化財は、A.弘仁・貞観文化期と、 B.国風文化期のどの時期に該当する文化財か、A・Bの記号で記せ。
答え:●●●
チェック
1. 次の文を読みア・イに入る語句の組み合わせとして正しいものを一つ選べ。
日本の古代社会では、7、8世紀以降、仏教の社会的影響力が強まっていった。奈良時代の仏教は鎮護国家ということばで表現されるように、国の安定をはかることを第一の使命としたが、平安時代になると個人の精神的安定が強く自覚され、10世紀以降、アが広く貴族の心をとらえた。藤原道長が建てたイの阿弥陀堂や、その子頼道が建てた宇治の平等院鳳凰堂は、そうした思想に基づく代表的寺院建築である。
① ア:浄土教 イ:法界寺 ② ア:浄土教 イ:法成寺 ③ ア:陰陽道 イ:法界寺 ④ ア:陰陽道 イ:法成寺
答え: ●●●
2. 空欄ア・イに入る語句の組み合わせとして正しいものを一つ選べ。
平安時代になると、新たな律令の制定はなく、格や式を体系的に編纂することで法典の整備がなされた。律令自体については、その解釈を精密に行う学問が発達し、令の公式の注釈書として『ア』が作られた。一方、奈良時代以来行われていた政務の一部は儀式化した。貴族たちは先例に従って儀式を執行することを重視し、後日の覚えのために日記を書き残した。藤原実資の『イ』はその代表的なものであり、藤原道長の栄華についても記述されている
① ア:経国集 イ:更級日記 ② ア:令義解 イ:更級日記 ③ ア:経国集 イ:小右記 ④ ア:令義解 イ:小右記
答え: ●●●
3. A〜Cに入る語句の組み合わせとして正しいものを一つ選べ。
奈良時代の貴族の住居は、複数の建物をコの字形に配置する形式であったが、このような形式は平安時代にも受け継がれ、さらに建物相互が結ばれるようになった。たとえば、藤原兼家の娘である詮子が住み、そののち詮子の弟である藤原道長をへて摂関家に代々相続された東三条殿では、中央部に寝殿をもち、その北・東にAを配置し、さらに池のそばにはBが建てたれ、これらがCでつながれていた。そして、このような建物に囲まれた寝殿の南庭や建物内では、貴族の家での年中行事や各種の儀式が行われた。
① A:対屋 B:渡殿 C:釣殿 ② A:釣殿 B:渡殿 C:対屋 ③ A:渡殿 B:釣殿 C:対屋 ④ A:対屋 B:釣殿 C:渡殿
答え:●●●