稲の伝播ルート 2.農耕社会の成立
稲の伝播ルート©世界の歴史まっぷ

2「農耕社会の成立」まとめ

日本史 > 第I部 原始・古代 > 第1章 日本文化のあけぼの


弥生人の生活

弥生人の生活

1 水稲農耕

稲の伝播ルート
稲の伝播ルート©世界の歴史まっぷ
  1. 伝来ルート:長江下流、山東半島、朝鮮半島経由など複数の説
  2. 技法・農具など:打製・磨製石器や木製農具 後期には金属器使用 鉄製刃先の鍬など・鉄鎌で根刈り・農具製作に鉄製工具使用
    • ①小区画だが、灌漑・排水路を設けた水田も存在、田植えの開始
    • ②前期の湿田 中・後期には生産性の高い●●●の開発
    • ③農耕と併行し、狩猟・漁労も盛ん ブタの飼育も
    • ④耕作:刃先まで木製のくわすき 後期には鉄製刃先の鎌・鍬
      • 収穫:●●●による穂首刈り
      • 脱穀:木臼と●●●
      • 作業:農作業時に田下駄、肥料踏込みに大足
      • 貯蔵:高床倉庫や貯蔵穴
    • ⑤主な遺跡
      • 静岡県●●●遺跡(1493年発見)
      • 奈良県●●●遺跡
      • 青森県●●●遺跡、砂沢遺跡(最北の水田跡)

2 金属器(青銅器・鉄器)の使用

青銅器祭器の分布
青銅器祭器の分布©世界の歴史まっぷ
  1. 青銅器(主に祭器・宝器に使用)
    • ①出土分布:共通の祭器を使う広域文化圏の存在
      • 九州北部中心:●●●
      • 瀬戸内海中心:●●●
      • 近畿地方中心:●●●
    • ②文化圏重複域
      • 島根県●●●遺跡:銅鐸・銅矛、300本以上の銅剣出土
      • 島根県●●●遺跡:39点の銅鐸を一括出土
  2. 鉄器:武器、工作具、農具として使用

青銅器の変化

青銅製武器であった銅剣・銅矛・銅戈は、日本では大型化して祭器に変容。銅鐸も祭器としてしだいに大型化。

3 社会・生活の変化

生産性向上 貧富の差、支配者層の出現

  1. 埋葬法の多様化
    • 土壙墓どこうぼ、木棺墓、箱式石棺墓(西日本中心)に手足を伸ばす●●●
    • ②九州北部に多い副葬品を伴う●●●、大石をのせた●●●
    • ③東日本では、洗骨後に骨を土器に詰めた再葬墓
    • ④方形の低い盛土をもつ●●● ← 古墳と区別
    • ⑤方形の墳丘の周りに溝をめぐらした●●●
  2. 地域特有の墳丘の出現 首長(小国の王)の出現を推察
    • ①四隅に突出部をもつ●●●墳丘墓(山陰地方中心)
    • 両側に突出部を有する岡山県の縦築たてつき墳丘墓など
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