後漢・朝廷
後漢・朝廷
25年 – 220年。 後漢は中国の王朝。漢王朝の皇族劉秀(光武帝)が、王莽に滅ぼされた漢を再興して立てた。都は洛陽(当時は雒陽と称した。ただし後漢最末期には長安・許昌へと遷都)。五代の後漢(こうかん)と区別するため、中国では東漢と言う(この場合、長安に都した前漢を西漢という)。
漢献帝(かんけんてい)
181〜234年。
霊帝の次子。9歳で即位し、董卓が洛陽に入ってくると傀儡(かいらい)と化す。196年曹操の庇護を受けて許に遷都するが、曹操の傀儡となる。
王允(おういん)
後漢末期の政治家。貂蝉を使って董卓を陥れた知略派の漢朝廷の司徒。
張温(ちょうおん)
王允と仲がよく、董卓と犬猿の仲である大尉。
董承(とうしょう)
献帝に付き従う武将。曹操打倒を企てる。国舅(こくきゅう)(天子・国王の外戚)。
貂蝉(ちょうせん)
生没年不明。
司徒王允の養女。その美貌を活かして王允の「美女連環の計」を実行し、董卓と呂布の関係を悪化させる。その後呂布の妾となる。
陳宮(ちんきゅう)
逃亡中の曹操を助けた役人。第3話曹操の呂伯奢の誤殺事件で曹操に見切りをつける。後に呂布に帯同する。