袁氏
袁氏
袁(えん)氏は、中国の代表的な姓のひとつ。河南省を発祥の地とし、四川、華北、江南にかけて幅広く分布する。 袁姓を名乗る人は漢民族だけではなく、非漢民族の人々の中国姓としても珍しくない姓である。漢代には早くも四川の非漢民族で袁姓の首長があらわれており、また清代以降の満洲旗人にも袁姓を名乗る氏族がみられる。現在の中華人民共和国において袁姓の人口はおよそ650万人であり、総人口のおよそ0.5%を占める大族である。
袁紹(えんしょう)
154〜202年。
四世三公(四代にわたって高官である三公を5人も出した事からこう呼ばれる。)名家の生まれで若くして権力を握るが、董卓と衝突。曹操の呼びかけに応え、反董卓連合軍を率いる。しかし、後に曹操と官渡の戦いを行うことになる。
郭図(かくと)
袁紹(えんしょう)の参謀だが、その発言が度々危機を招く。
田豊(でんぽう)
朝廷の官職を経て、袁紹(えんしょう)の参謀となった知将。
許攸(きょゆう)
幼なじみの袁紹(えんしょう)の参謀。優柔不断な袁紹(えんしょう)を見限り曹操に寝返る。曹操軍での横暴な態度を見かねた許褚(きょちょ)に首をはねられる。
袁術(えんじゅつ)
兄・袁紹(えんしょう)と対立し、仲を建国して皇帝となる。
紀霊(きれい)
袁術の忠実な武将。関羽と激闘を繰り広げる。
袁隗(えんかい)
袁紹(えんしょう)、袁術の叔父にあたる太傅(たいふ)(官職名。天子(君主)の師。)。董卓によって殺される。