国家仏教の展開
国家仏教の展開
1 国家の仏教保護と統制
- ●●●思想:為政者が仏教を保護することで、仏教の加護により国が護られるとする思想 聖武天皇の国分寺建立や大仏造立など 南部七大寺(薬師寺・東大寺・大安寺・元興寺・西大寺・興福寺・法隆寺)をはじめとする大寺院の建立があいつぐ 国家財政の負担増
- 社会事業:●●●が孤児・病人を収容する●●●や、貧窮の病人に治療を施す施薬院を設置、和気広虫は恵美押勝の乱後の孤児を養育
- 教義研究
南都六宗 三論・成実・法相・倶舎・華厳・●●●の6宗の総称
- 法相宗:義淵(聖武天皇が徴用した玄昉や行基らを育成)
- ●●●宗:良弁(東大寺の建立に貢献)
- 三論宗:道慈(大安寺の建立に貢献)
- 国家による統制
- ①僧侶:国の定める受戒を経た正式な僧侶のみ 正式な授戒は当初、東大寺戒壇院のみ(のち筑紫の観世音寺、下野の薬師寺 本朝三戒壇
- ②正式な戒律:唐僧の●●●が伝え、東大寺に戒壇院を設置、のちに●●●寺を開山
- ③僧尼令:民衆への布教を禁じるなど僧侶を厳しく統制 救済施設をつくるなど社会事業に貢献した僧●●●らを一時弾圧 のちに大僧正に任じられ、大仏造営に協力
2 仏教と在来信仰の融合
- ●●●思想:仏教の仏と日本古来の神々とは本来同一とする思想 神社の境内に神宮寺を建立、神前で読経など
- 現生利益・先祖信仰:先祖の霊を弔うための仏像建立、経典の書写など