ドゥカーレ宮殿 (Palazzo Ducale)
ヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁であった建造物。8世紀に創建され、14世紀(1309年)-16世紀にかけて現在の形に改修された。サン・マルコ広場に面して建造され、運河を隔てて対岸の牢獄跡と、ため息橋で結ばれている。外観はゴシック風のアーチが連続し、イスラム建築の影響も見られる細やかな装飾が施されている。世界遺産「ウルビーノ歴史地区」「ヴェネツィアとその潟」に登録されている。
ドゥカーレ宮殿
ヴェネツィア共和国
は、現在の東北イタリアのヴェネツィアを本拠とした歴史上の国家。7世紀末期から1797年まで1000年以上の間に亘り、歴史上最も長く続いた共和国である。「最も高貴な国」や「アドリア海の女王」とも呼ばれる。東地中海貿易によって栄えた海洋国家であった。また、信教の自由や法の支配が徹底されており、元首の息子であっても法を犯せば平等に処罰された。
ギャラリー
現在内部は、ヴェネツィア市民美術館財団(MUVE)の運営する美術館の一つとして公開されている。ラファエロの「黙っている女」、ピエロ・デラ・フランチェスカの「セニガリアの聖母」「キリストの鞭刑」など、ルネサンス絵画の傑作が集まる。地下には昔の台所や公爵の風呂跡もある。目を見張るほど美しい中庭もある。
黄金の階段
ヴェネツィア共和国時代の高位官や身分の高い貴族しか使えなかった、24金の金箔と漆喰とフレスコ画に飾られた豪華絢爛な階段。
4つの扉の間
ライオンの口
密告の口、真実の口とも呼ばれる。十人評議会への密告書を受け付ける投函ポスト。
天井画
ヴェネツィア称揚 (1584-ティントレット)
ヴェネツィア礼賛 (1585-パオロ・ヴェロネーゼ)
参考 Wikipedia