タ・プローム
カンボジアの世界遺産「アンコール遺跡」の遺跡群の内のひとつ。
12世紀末に仏教寺院として建立され、後にヒンドゥー教寺院に改修されたと考えられている。クメール王朝の王ジャヤーヴァルマン7世が建立。
タ・プローム
修復について
ガジュマルによる浸食が激しい。三重の回廊に覆われた遺跡には、文字通り樹木が食い込んでいる。
あまりの酷さにインド政府はタ・プロームの修復計画を発表した(インドはタ・プロームの修復を担当している)。
しかし、熱帯の巨大な樹木は遺跡を破壊しているのか、それともいまや遺跡を支えているのか、2006年10月現在、この遺跡の修復方針をめぐって、ユネスコを中心とした活発な議論が継続中である。