岩戸山古墳 古墳時代後期
福岡県八女市にある前方後円墳。八女古墳群を構成する古墳の1つ。国の史跡に指定されている(史跡「八女古墳群」に包含)。
九州地方北部では最大規模の古墳で、6世紀前半、ヤマト政権に対して磐井の乱をおこした筑紫国造磐井の墓と推定される。
岩戸山古墳
飛鳥の朝廷
東アジアの動向と大和政権の発展
福岡県八女市の岩戸山古墳(墳丘長170m)は、墳丘や外堤・別区(方形の造出し)などから多数の破損した石人・石馬が発見されている。
これは『筑紫国風土記』にみえる磐井の墓の記述と一致する。それ以降、磐井の勢力圏に広く分布した石人・石馬は九州の古墳文化から姿を消す。
参考
古墳情報
石製品群から望む別区(手前)と墳丘(奥)
所属 八女古墳群
所在地 福岡県八女市吉田字甚三谷
位置 北緯33度13分47.49秒 東経130度33分9.77秒
形状 前方後円墳
規模 墳丘長135m
築造年代 6世紀前半
埋葬施設 不明
被葬者 (推定)筑紫君磐井
出土品 石製品・埴輪等
特記事項 九州地方北部で第1位の規模 『筑後国風土記』逸文に記述 文献から被葬者・築造時期を推定可能な古墳
参考 Wikipedia