グリニッジ天文台
1675年にチャールズ2世(イングランド王)が設立した王立天文台。現在は観測機器はなく、史跡として維持され、この天文台をグリニッジ子午線(経線)が通る、グリニッジ標準時の起点。世界遺産「マリタイム・グリニッジ(海事都市グリニッジ)」にふくまれる。天文遺産。
グリニッジ天文台
1851年に台長ジョージ・ビドル・エアリーが本館(当時)に子午環を設置し、窓の中心を基準として観測を行い、この地点(グリニッジ子午線上)の平均太陽時であるグリニッジ平均時を定めていた。その後、世界共通の経度の基準(経度0度、本初子午線)と定められ、世界の経度および時刻の基準を担っていた。1833年に設置された報時球は現在も稼働している。なお、現在では、エアリーの子午環は、正確には本初子午線ではなくなっている。本初子午線は、エアリーの子午環から東へ、角度5.301秒、距離にして102.478mの位置を通過している。
参考 Wikipedia
天文遺産
国際連合教育科学文化機関(UNESCO)と国際天文学連合(IAU)が2010年に制定した天文遺産に選定された遺産に登録されている。
区分:天文台