マハーヴィーラ (ヴァルダマーナ) (紀元前549頃〜紀元前477年頃)
インドの宗教家。ジャイナ教の開祖。本名はヴァルダマーナ。ジナ(勝者)とも呼ばれる。生きることを「苦」ととらえ、そこから脱するために出家と苦行を、出家のためには不殺生、真実語、不盗、不淫、不所有という5つの大誓戒を厳守しなければならないとし、不殺生の対象は小虫や植物、霊魂にまでおよんだ。
マハーヴィーラ
虫も殺さない聖者
インドの宗教家。ジャイナ教の開祖。本名はヴァルダマーナ。ジナ(勝者)とも呼ばれる。生きることを「苦」ととらえ、そこから脱するために出家と苦行を、出家のためには不殺生、真実語、不盗、不淫、不所有という5つの大誓戒を厳守しなければならないとし、不殺生の対象は小虫や植物、霊魂にまでおよんだ。
アジア・アメリカの古代文明
インドの古代文明
新思想の成立
ヴァルダマーナ(紀元前549頃〜紀元前477年頃)はマガダ国のクシャトリヤ出身であり、出家し悟りを開いたあと、不殺生の戒律の厳守と、肉体的苦行による霊魂の解放(解脱)を説いた。彼はマハーヴィーラ(大雄(大勇))、ジナ(勝者)の尊称をもち、彼の宗派はジャイナ教と呼ばれる。ジャイナ教は主として商人階級の間に広まった。信者は今日なお西インドを中心に約550万人(インド共和国人口の0.5%)を数える。