第1インターナショナル The First International (国際労働者協会 A.D.1864〜A.D.1876)
ロンドンで結成された国際的な労働者組織。ポーランドの反乱(1863)をロシアが抑圧したことがきっかけとなってイギリス・フランスの社会主義者が国際労働者集会で設立を決定。出席していたマルクスが創立宣言と規約を起草。無政府主義者との内部対立がおき、バクーニンを除名した。パリ=コミューン後の弾圧の強化なども重なり76年に解散。
第1インターナショナル
ロンドンで結成された国際的な労働者組織。1863年のポーランド民族蜂起を支援したイギリス・フランスの労働組合活動家が、国際労働者集会で設立を決定し、出席していたマルクスが創立宣言と規約を起草した。パリ=コミューン鎮圧後の各国政府の弾圧激化と協会内でのバクーニン派の強大化により、72年ハーグ大会で実質的に解散した。正式解散は76年のフィラデルフィア大会。
欧米における近代国民国家の発展
ヨーロッパの再編
国際的諸運動の進展
世界の交流が進み、その一体化が進行すると、種々の国際的運動もさかんとなった。とくに社会主義運動は顕著であった。1863年ポーランドで独立運動がおこり(ポーランドの反乱(1863))、ロシアが抑圧したことがきっかけとなって社会主義者がロンドンに集まり、第1インターナショナル(国際労働者協会 1864〜76)を結成した。カール=マルクスがその指導者となったが、無政府主義者との内部対立がおき、バクーニン Bakunin (1814〜76)を除名した。パリ=コミューン後の弾圧の強化なども重なって、結局76年に解散した。