ウェルギリウス Vergilius A.D.70〜A.D.19
北イタリア、マントヴァ地主階級出身の、アウグストゥスに重用された宮廷詩人。ローマ建国神話の叙事詩『アエネイス』を著した。トロイア戦争の英雄アエネアスがローマを建国。ユリウス・カエサル家をその末裔とし、アウグストゥスを称え、神格化している。
ウェルギリウス
ローマ最大の詩人の一人。アウグストゥスの保護を受け、『アエネイス』や『農耕詩』などを残した。ダンテの『神曲』では、案内人として登場する。
トロイアの英雄物語を謳いあげた宮廷詩人
北イタリア、マントヴァ地主階級の出。アウグストゥスに重用された宮廷詩人。ローマ建国神話の叙事詩『アエネイス』を著した。トロイア戦争の英雄アエネアスがローマを建国。ユリウス・カエサル家をその末裔とし、アウグストゥスを称え、神格化している。
ラテン文学の最高峰
ローマの詩人。『農耕詩』など。『アエネイス』はラテン文学の最高傑作のひとつ。
略歴
生地はガリア・キサルピナのアンデスという村で、現在のヴィルジーリオ付近のアンデスという農村と考えられている。ウェルギリウスはクレモナとミラノで教育を受けた後、ローマで修辞学・弁論術・医学・天文学などを修め、その後エピクロス学派の哲学を学んだ。
ガイウス・ユリウス・カエサルの暗殺後、マルクス・アントニウスとオクタウィアヌスは、フィリッピの戦いでマルクス・ユニウス・ブルトゥスらの勢力を破ったが、その後オクタウィアヌスは、退役軍人に農地を与えるため、イタリア各地で農地の没収を始めた。その際ウェルギリウスの農地も一時没収の憂き目に会うが、オクタウィアヌスに直訴することで、没収をまぬがれた。ガイウス・アシニウス・ポッリオの庇護を受けて、ウェルギリウスは『牧歌』を完成させる。それが、オクタウィアヌスの寵臣であったガイウス・マエケナスの目にとまり、以後その庇護を受け、詩作活動を行った。紀元前19年、50歳で没した。
参考 Wikipedia
アエネーイス
イーリオス(トロイア)滅亡後の英雄アエネアースの遍歴を描いた叙事詩。ラテン文学の最高峰をなし、ローマ建国伝説をうたってアウグストゥスをも賛美。