エウテュケス

エウテュケス 初期の単性論を代表するキリスト教思想家。コンスタンティノープルの修道院(名称不詳)の院長をつとめ,宮廷にも勢力をふるった。ネストリウスの教説に対する反動から,受肉したキリストの神性と人性は統合を遂げたのちはひとつになり,人性は神性に吸収されると説いた。448年に異端の疑いで告発され,主教会議で罷免された。449年の〈盗賊教会会議〉で復権したが,カルケドン公会議(451)で公式に異端として弾劾追放された。