カニシカ王
カニシカ王の金貨 ©Public Domain

カニシカ王 (カニシカ1世) (生没年不詳150年頃) クシャーナ朝第4代王(在位2世紀半ば)。中央アジアからガンジス川流域に至る広大な領土を統治。首都をガンダーラ地方のプルシャプラ(現ペシャーワル)におき、漢とローマを結ぶ交通路の中央を押さえて経済的にも栄えた。自身はゾロアスター教を信奉していたが、仏教も保護しアショーカ王とならぶ仏教の保護者としても知られる。カニシカの貨幣には仏像やギリシア・ローマの諸神、ゾロアスター教・ヒンドゥー教の諸神の像がうちだされており、カニシカが宗教的に寛大で、諸民族・諸文化の混在する大帝国をたくみに統治したことが知られる。