カーディシーヤの戦い (636年11月16〜19日)
正統カリフ時代の第2代正統カリフ ウマル・イブン・ハッターブのときのイスラームによって統制されたアラブ軍と、イラクのカーディシーヤで、ササン朝ペルシアと戦った聖戦。ササン朝ペルシアは、この戦いと、つづく641年のニハーヴァンドの戦いでイスラム軍に完敗し、滅亡した。
カーディシーヤの戦い
戦争データ
年月日:636年11月16〜19日 | |
場所:カーディシーヤ(イラク) | |
結果:正統カリフ軍の勝利 | |
交戦勢力 | |
ササン朝ペルシア | 正統カリフ軍 |
イスラーム世界の形成と発展
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イスラーム帝国の成立
アラブ人の征服活動
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第2代正統カリフ ウマル・イブン・ハッターブの時代、イスラームによって統制されたアラブ軍は、カーディシーヤの戦い(636)、ニハーヴァンドの戦い(642)でササン朝の軍隊を破り、シリア方面でもヤルムークの戦い(636)で東ローマ帝国(ヘラクレイオス朝)軍に破滅的な打撃を与えた。
642年までには、シリアに続いてエジプトの征服も完了した。
ササン朝の滅亡とエジプト、シリアからの東ローマ帝国軍の撤退により、古代オリエント世界は崩壊し、かわって新しい理念によって統合されたイスラーム世界が誕生したのである。