ソヴィエト社会主義共和国連邦( A.D.1922〜A.D.1991)
ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・ザカフカースの4共和国が結成した連邦国家。1922年12月、第1回全連邦ソヴィエト大会で成立が宣言された。その後、ロシアから独立したウズベク・キルギス両共和国が加わるなど、最終的に15共和国の連合に拡大した。
ソヴィエト社会主義共和国連邦
ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・ザカフカースの4共和国が結成した連邦国家。1922年12月、第1回全連邦ソヴィエト大会で成立が宣言された。その後、ロシアから独立したウズベク・キルギス両共和国が加わるなど、最終的に15共和国の連合に拡大した。
最高指導者(党書記長・第一書記・大統領)
- 1922〜1924 ウラジーミル・レーニン
- 1924〜1953 ヨシフ・スターリン
- 1953〜1953 ゲオルギー・マレンコフ
- 1953〜1964 ニキータ・フルシチョフ
- 1964〜1982 レオニード・ブレジネフ
- 1982〜1984 ユーリ・アンドロポフ
- 1984〜1985 コンスタンティン・チェルネンコ
- 1985〜1991 ミハイル・ゴルバチョフ
二つの世界大戦
第一次世界大戦とロシア革命
ネップとソ連の成立
1921年3月、第10回共産党大会は新経済政策(ネップ NEP)を採択した。この政策は、穀物徴発をやめて、農民に現物税納入後の余剰穀物の自由販売を認めた。また、中小企業の私的営業を許し、国家管理のもとにおかれた重要企業・国有企業には独立採算制を導入した。これは、一定の範囲で資本主義的な営業や市場経済を活性化させて生産活動を促した。国民経済は回復にむかい、まもなく生産は戦前の水準に達した。
この間、ロシアのほかに旧ロシア帝国内に3カ国のソヴィエト共和国が樹立され、1922年末ロシア・ウクライナ・ベラルーシ(白ロシア)・ザカフカースの4ソヴィエト共和国は連合してソヴィエト社会主義共和国連邦を結成し、24年1月には新憲法が公布された。