トルストイ
トルストイ(WIKIMEDIA COMMONS)©Public Domain

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トルストイ( A.D.1828〜A.D.1910)

19世紀ロシア文学を代表する文豪。クリミア戦争のセヴァストーポリ要塞の攻防戦に従軍し、その経験にもとづいた小説『セヴァストーポリ』、ナポレオン戦争期のロシア貴族の姿を描いた『戦争と平和』、『アンナ=カレーニナ』などを著した。その思想はインドのガンディーにも影響を与えた。

トルストイ

ロシアの小説家。伯爵家に生れ、幼くして両親を失った。1847年カザン大学中退。故郷に帰り、農民の生活改革を試みたが失敗。51年カフカスで軍務についていた兄のもとに行き、美しい自然のなかで文学に開眼し、自伝3部作の『幼年時代』 Detstvo (1852)、『少年時代』 Otrochestvo (54)、『青年時代』 Yunost’ (57)で新進作家としての地位を確立した。57年最初のヨーロッパ旅行に出、ヨーロッパ文明に対する懐疑をいだいた。62年結婚、文筆活動に専念し、二大名作『戦争と平和』『アンナ=カレーニナ』を完成した。宗教論文『懺悔』や、『イワンのばか』をはじめとする民話を書き、のちに「トルストイ主義」と呼ばれた思想に忠実な活動を行い、私有財産の否定、非戦論、非暴力主義を唱えた。ほかに小説『イワン・イリイッチの死』『クロイツェル・ソナタ』『復活』、戯曲『闇の力』などの文学作品を書いたが、最後まで安らぎは得られず、1910年家出、リャザン=ウラル鉄道の小駅、アスターポボ(現在のレフ・トルストイ駅)の駅長官舎で没した。

参考 ブリタニカ国際大百科事典

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欧米における近代国民国家の発展

ヨーロッパの再編

東方問題とロシアの南下政策

トルストイの『セヴァストーポリ』

ロシアの文豪トルストイは、一砲兵士官(少尉)として英・仏軍に包囲されたセヴァストーポリ要塞の攻防戦に従軍した。以下はその経験にもとづく小説『セヴァストーポリ』の一部である。
「もはやどこにも一個の人影も見られなかった。すべてが死し、すべてが奇怪且つ凄惨せいさんであった。しかし静かではなかった・・・依然として破壊が続いていたからである。生々しい爆発で掘返されたり、撒き散らかされたりした地上には、いたるところ人間の・・・ロシア兵と敵兵の・・・死体を圧し潰している見るかげもなく破壊された砲架や、永久に沈黙した鋳鉄砲や恐ろしい力で穴の中へ打ち込まれて半分がた土中に埋もれた爆弾や砲弾、またしても死骸、穴、丸太に破片、掩蔽壕えんぺいごうの破片、更にまた、灰色や青の外套がいとうを着た無言の死体などが、算を乱してころがっていた。」

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