ネブカドネザル2世 (紀元前B.C.634〜紀元前B.C.562) 新バビロニア王国第2代王(在位紀元前605年〜紀元前562年)。紀元前606年カルケミシュの戦いでエジプト軍を破り、シリアを制圧。ユダ王国を滅ぼし、住民をバビロンに強制連行した(バビロン捕囚)。初代王ナポポラッサルの息子。
ネブカドネザル2世

王都バビロンを華麗に彩る
オリエントでは超大国アッシリアの滅亡後、エジプト、リディア、メディア、新バビロニアの4カ国が並びたった。
ネブカドネザル2世は新バビロニアの2代目(在位 紀元前605年〜紀元前562年)で、王子時代から頻繁に外征を行なった。シリア・パレスチナ方面ではユダ王国を滅ぼし、ユダヤ人のバビロンへの強制移住(バビロン捕囚)を断行。また、外征でもたらされた富をバビロンの再建につぎこみ、マルドゥク神殿や「バベルの塔」のモデルとされるジッグラト(聖塔)の大規模な増改築を行うとともに、イシュタル門や「世界の七不思議」の一つに数えられる「空中庭園」などを造営した。

参考
3D アニメーション 空中庭園
紀元前606年 カルケミシュの戦い 父親に代わって軍の総裁となり、カルケミシュ(現在のジュラーブルス)とハマトでエジプト軍を打ち破ってシリアの大半を制圧した。