ハンザ都市リューベック
中世ヨーロッパ最大の商業同盟であるハンザ同盟の盟主リューベックは、海港をもち、17世紀に同盟が解散するまで繁栄しつづけた。かつては「ハンザの女王」と呼ばれた。城門であるホルステン門をくぐると旧市街が広がり、ドイツ最古のゴシック建築のひとつである市庁舎やマルクト広場、聖マリア聖堂などの5つの聖堂、船員組合会館など13世紀末から17世紀の建築物が並ぶ。
ハンザ都市リューベック
ドイツ北部、シュレスヴィッヒ=ホルシュタイン州の都市。大聖堂は、ザクセン地方様式の影響を残すドイツ最古のレンガ造りロマネスク聖堂で、後にゴシック様式に改造された。ザンクト・マリーエンは13世紀の大改築で、フランスのスワッソン大聖堂に範をとった壮大なレンガ造りゴシック聖堂に生まれ変わった。隣接する市庁舎とは機能的に密接に関連し、議員は会議に先立ってミサに参加し、集会を聖堂で行った。
参考 Hanseatic City of Lübeck – UNESCO World Heritage Centre
「ハンザの女王」と呼ばれた自由都市
中世ヨーロッパ最大の商業同盟であるハンザ同盟の盟主リューベックは、海港をもち、17世紀に同盟が解散するまで繁栄しつづけた。かつては「ハンザの女王」と呼ばれた。城門であるホルステン門をくぐると旧市街が広がり、ドイツ最古のゴシック建築のひとつである市庁舎やマルクト広場、聖マリア聖堂などの5つの聖堂、船員組合会館など13世紀末から17世紀の建築物が並ぶ。
ハンザ商人たちの居住は、赤レンガ造りで両側に階段状の大きな破風をもつ特有の建築様式で、1階の商取引の場から塩やタラ、ニシン、穀物などの商品が巻き上げ機で上階に運びあげられていた。ノーベル文学賞を受賞したトーマス・マン出身の地としても知られる。
参考 くわしく学ぶ世界遺産300<第2版>世界遺産検定2級公式テキスト