マッキンリー
マッキンリー大統領(WIKIMEDIA COMMONS)©Public Domain

マッキンリー


グロバー=クリーブランド

セオドア=ローズヴェルト

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マッキンリー McKinley( A.D.1843〜A.D.1901)

共和党出身の第25代合衆国大統領(在任1897〜1901)。アメリカ=スペイン戦争を強行しプエルトリコ、フィリピン、グアム島を領有。キューバを保護国化、ハワイ併合、中国の門戸開放宣言など帝国主義政策を開始。1901年無政府主義者に暗殺された。

マッキンリー

共和党出身の第25代合衆国大統領(在任1897〜1901)。アメリカ=スペイン戦争・ハワイ併合など帝国主義政策を開始した。1900年に再選されたが、翌年無政府主義者に暗殺された。

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アメリカを米西戦争へ導いた

米国の第25代大統領。建国以来の孤立主義外交を転換し、膨張政策を推進。米西戦争を強行してプエルトリコ、フィリピン、グアム島を領有。キューバを独立させ軍政を施行、米国の軍事基地設置権を確保しキューバを保護国化。ハワイを併合。中国の門戸開放宣言を発するなど、帝国主義時代の開幕を告げた。

参考 ビジュアル 世界史1000人(下巻)

帝国主義とアジアの民族運動

帝国主義と列強の展開

アメリカ合衆国
太平洋の分割(20世紀初め)
太平洋の分割(20世紀初め)©世界の歴史まっぷ

国内でフロンティアが消滅するにつれ、工業製品を輸出するために海外進出を求める声が高まった。海外市場の獲得と西半球の防衛体制の確立を目的とするアメリカの帝国主義政策は、アングロ=サクソンの人種的優越の優越も加わって広く国民の支持するところとなった。キューバのスペインからの独立運動への支持をアメリカの新聞が扇情的に書き立てていたこともあって、1898年、共和党のマッキンリー大統領 Mckinley (任1897〜1901)はアメリカ軍艦メイン号爆沈事件 をきっかけにスペインに宣戦布告した(アメリカ=スペイン戦争 米西戦争)。

アメリカはかねてからキューバ人のスペインからの独立運動に同情的であった。1898年2月、キューバのハバナに停泊中のアメリカ軍艦メイン号が謎の爆撃事件をおこし、多数の乗組員が死亡した。アメリカのハースト系の新聞が証拠もないのにスペインの陰謀だと国民世論をあおるなか、4月にアメリカ=スペイン戦争が勃発した。

その結果、プエルトリコとグアムをスペインに割譲させ、さらにフィリピンも領土とした。また、同じ年、ハワイ島を併合し、カリブ海と太平洋に領土を拡大した。なお、キューバは独立したものの、プラット修正条項(1901)によって事実上アメリカの保護国となった。1899年と1900年の2回にわたって、ジョン=ヘイ国務長官 John Hey (1838〜1905)は、中国分割を進める列強に対して、中国での門戸開放通牒を発し、通商上の機会均等と中国の領土的・行政的保全を求めた。

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