北辛文化
紀元前5300年頃~紀元前4100年頃。 代表遺跡は山東省滕県北辛。黄褐色の陶器を特色とする。
北辛文化
黄褐陶(砂混じりの土を低い温度で焼いた陶器)や紅陶(きめ細かい泥を高い温度で焼いた陶器)でできた鼎などの調理器が発見され、一部ではさらに高い温度で焼いた灰陶や黒陶も出土している。
石斧や石鎌などに用いた磨製石器や打製石器、骨角器なども発見された。
この文化の研究から、当時は採集や狩猟のほかに、雑穀を栽培する原始的な農業や、ブタやスイギュウなどの飼育がおこなわれていたことがわかる。