小プリニウス
小プリニウス

小プリニウス


ガイウス・プリニウス・カエキリウス・セクンドゥス(Gaius Plinius Caecilius Secundus) 61年-112年。帝政ローマの文人、政治家。
博物学者、政治家、軍人のガイウス・プリニウス・セクンドゥス(大プリニウス)の甥で、養子。伯父との区別のため小プリニウスと称される。ポンペイのヴェスヴィオ火山の噴火の様子を著した。

作品

演説『頌詞』

元老院議員としてトラヤヌス帝に対して捧げた賞賛

プリニウス書簡

紀元103年からのビティニア属州総督任期中に書かれた書簡集
トラヤヌス帝の時代のキリスト教徒に対する処遇方法を知る事ができる貴重な資料となっている。タキトゥスとは友人で、彼の求めに応じて伯父が死んだ日の様子を語った書簡が書簡集に含まれており、ヴェスヴィオ火山の噴火の様子を知る貴重な資料となっている。
書簡は全10巻にまとめられ、第一巻から第九巻は友人・知人あての247通からなり、第十巻は、ビテュニア・ポントゥス属州総督在任時にトラヤヌスと交わした公的書簡121通から構成されている。

資産家

プリニウスは資産家としても知られ、総額2億セステルティウスの資産があったと考えられている。古代ローマ研究者R・ダンカン・ジョーンズの研究によれば、資産者リストの21位(第三位は3億セステルティウスのセネカ)となっている。

小プリニウス が登場する作品

ポンペイ

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