小椅子の聖母
小椅子の聖母(ラファエロ・サンティ画/ピッティ宮殿蔵)©Public Domain

小椅子の聖母


小椅子の聖母 (Wikipedia)
『小椅子の聖母』
イタリア語: Madonna della Seggiola
Raphael Madonna della seggiola.jpg
作者ラファエロ・サンティ
製作年1513年 - 1514年頃
種類板に油彩
寸法71 cm × 71 cm (28 in × 28 in)
所蔵ピッティ宮殿パラティーナ美術館、フィレンツェ

小椅子の聖母』(こいすのせいぼ、: Madonna della Seggiola)は、盛期ルネサンスの画家ラファエロ・サンティが、1513年から1514年ごろに描いた絵画幼児キリストを抱きしめる聖母マリアと、2人を敬虔な表情で見つめる幼児洗礼者聖ヨハネが描かれている。

『小椅子の聖母』はラファエロのキャリア後期にあたるいわゆる「ローマ時代」に描かれた作品で、キャリア中期の「フィレンツェ時代」に同様のモチーフで描かれた厳格な様式美の作品とは、まったく異なる作風の絵画となっている。また、暖色系の色使いはティツィアーノ(1488年/1490年 - 1576年)や、当時のラファエロの競争相手だったセバスティアーノ・デル・ピオンボからの影響の可能性がある。

イタリアの医学者でモンテッソーリ教育で知られるマリア・モンテッソーリは、この『小椅子の聖母』を「(マリアの)母性に対する(ヨハネの)親愛の情」の象徴として、世界中の「子供の家」 (Casa dei bambini) に飾られることを願うとしている。

19世紀新古典主義のフランス人画家ドミニク・アングルはラファエロを非常に高く評価した芸術家である。自身の作品である『子供と遊ぶアンリ4世』と『ラファエロとフォルナリーナ』の背景の壁にこの『小椅子の聖母』を描いているほか、『リヴィエール氏の肖像』のテーブルに置かれた紙、『玉座のナポレオン』の絨毯にもデザイン化された『小椅子の聖母』を描いている。

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