岩窟の聖母
岩窟の聖母(レオナルド・ダ・ヴィンチ画/ルーヴル美術館蔵)©Public Domain

岩窟の聖母


岩窟の聖母 (Wikipedia)
『岩窟の聖母(ルーヴル美術館所蔵)』
イタリア語: Vergine delle Rocce
フランス語: La Vierge aux rochers
Leonardo Da Vinci - Vergine delle Rocce (Louvre).jpg
作者レオナルド・ダ・ヴィンチ
製作年1483年 - 1486年
種類油彩、19世紀にキャンバスへと移植
寸法199 cm × 122 cm (78 in × 48 in)
所蔵ルーヴル美術館パリ
『岩窟の聖母(ナショナル・ギャラリー所蔵)』
イタリア語: Vergine delle Rocce
英語: Virgin of the Rocks
Leonardo da Vinci Virgin of the Rocks (National Gallery London).jpg
作者レオナルド・ダ・ヴィンチ
製作年1495年 - 1508年
種類油彩
寸法189.5 cm × 120 cm (74.6 in × 47 in)
所蔵ナショナル・ギャラリーロンドン

岩窟の聖母』(がんくつのせいぼ、: Vergine delle Rocce)は、盛期ルネサンスを代表するイタリア人芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた絵画。ほぼ同じ構図、構成で描かれた2点の作品があり、最初に描かれたといわれるヴァージョンはパリルーヴル美術館(以下「ルーヴル・ヴァージョン」)が、後に描かれたといわれるヴァージョンはロンドンナショナル・ギャラリー(以下「ロンドン・ヴァージョン」)が、それぞれ所蔵している。両ヴァージョンともに高さが約 2 m という大きな作品であり、油彩で描かれている。もともとはどちらも板に描かれていた板絵だったが、ルーヴル・ヴァージョンは後にキャンバスへ移植された。

どちらの『岩窟の聖母』にも、聖母マリア幼児キリスト、そして幼い洗礼者ヨハネと天使が岩窟を背景として描かれている。二つのヴァージョンの構成における重要な相違点として、画面右の天使の視線の向きと右手の位置が挙げられる。その他の細かな相違点には、色使い、明るさ、植物、スフマートと呼ばれるぼかし技法の使い方などがある。関係する制作依頼年度は記録に残ってはいるものの、その他の来歴はほとんど伝わっておらず、どちらのヴァージョンが先に描かれたのかについても未だに議論となっている。

祭壇画たる『岩窟の聖母』の両横に飾るための絵画も同時に発注されており、楽器を奏でる天使を描いた2点の作品をレオナルドの協業者が制作した。現在この2点の作品はナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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