新古典主義 - 『ソクラテスの死』(1787- ジャック=ルイ・ダヴィッド 画/ メトロポリタン美術館蔵)
『ソクラテスの死』(1787- ジャック=ルイ・ダヴィッド 画/ メトロポリタン美術館蔵)

新古典主義

建築、絵画、彫刻、工芸、思想などさまざまなジャンルで18世紀後半から19世紀にかけて欧州全域に展開した美学上の理念。17世紀の古典主義など古代趣味を再評価し、ロココ様式の軽快な装飾性とは一線を画した、調和や統一性、自然性、形式美、そして考古学の科学的検証や考察に基づいた理知的で格調高い表現・描写を尊重する。同時代に展開したロマン主義の対置として考えられるものの、双方の思想を折衷している画家も少なくない。新古典主義では何より歴史画、次いで神話画と宗教画が重要視された。新古典主義の理念・思想はそのまま19世紀アカデミズムに継承される。