天明の飢饉 浅間山大噴火
浅間山噴火夜分大焼之図 画像出典:山川 詳説日本史図録

浅間山大噴火


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浅間山大噴火

田沼時代の1783(天明3)年、熱泥流による埋没家屋約1800戸、死者約2000人の被害を出した浅間山の大噴火。天明の飢饉の一因。江戸でも火山灰が3cmほど積もったという。

浅間山大噴火

1783(天明3)年、熱泥流による埋没家屋約1800戸、死者約2000人の被害を出した浅間山の大噴火。天明の飢饉の一因。江戸でも火山灰が3cmほど積もったという。

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幕藩体制の動揺

幕政の改革

一揆と打ちこわし

1782(天明2)年の東北地方の冷害から始まった飢饉は、翌年の浅間山の大噴火も加わって、多数の餓死者を出す江戸時代有数の大飢饉となった(天明の飢饉)。その被害はとくに陸奥でひどく、津軽藩などでは餓死者が十数万にも達したといわれ、住民が死に絶えた村もでたほどである。村々の荒廃と食糧の不足から数多くの百姓一揆が発生し、江戸・大坂などの都市では貧しい住民を中心とした激しい打ちこわしがおこった。

田沼時代

田沼の政治

特色財政再建、商業資本の積極的な利用 → 賄賂の横行
政策商業株仲間の積極的な公認(運上・冥加の増徴)
幕府の専売拡張(銅・鉄・真鍮・朝鮮人参座など設置)
定量の計数銀貨鋳造(南鐐弐朱銀・明和5匁銀)
新田開発印旛沼・手賀沼の干拓(1782〜86)→ 利根川の大氾濫で挫折
蝦夷地開発工藤平助『赤蝦夷風説考』の意見採用 → 最上徳内らの蝦夷地派遣(1786)
貿易長崎貿易の制限緩和(俵物・銅の輸出)
結果民間の学問・文化・芸術の発展
賄賂政治への批判の強まり
天明の飢饉・浅間山の大噴火
一揆・打ちこわしの頻発
10代将軍家治の死去
田沼意知の暗殺(1784)
田沼意次の罷免(1786)
参考:山川 詳説日本史図録
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