砂沢遺跡 青森県弘前市にある縄文-弥生時代の遺跡。縄文時代終末期の砂沢式土器の標式遺跡であり,古くからその存在は知られていた。
1987年から調査され,砂沢式土器に伴う水田の跡が確認されたとともに弥生時代前期の土器である遠賀川系の土器が出土し,大きな話題となった。
垂柳遺跡で確認された水田がより古い時期にさかのぼることは明らかで,北九州に成立した弥生文化はきわめて速い速度で本州北端まで達したことが確認された。しかし稲作農耕はこの地に定着することなく終ったとされる。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 2016)
用語集一覧
砂沢遺跡の場所
現状は藩政時代の灌漑用の溜池の中に水没している。
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参考サイト
青森県砂沢遺跡出土品 文化遺産オンライン用語集一覧