グスタフ・アドルフ(スウェーデン王)( A.D.1594〜A.D.1632)
スウェーデン王国ヴァーサ王朝第6代王(在位1611年10月30日 - 1632年11月6日)。スウェーデンを北欧一の強国にのし上げた王。「北方の獅子」と呼ばれる。ドイツ三十年戦争では新教側で活躍したが、ヴァレンシュタインとの戦いで戦死した。
グスタフ・アドルフ(スウェーデン王)
「北方の獅子」と呼ばれた王
スウェーデンを北欧一の強国にのし上げた王。「北方の獅子」と呼ばれる。ドイツ三十年戦争では新教側で活躍したが、ヴァレンシュタインとの戦いで戦死した。
バルト海に勢力をもち最盛期を築いた王
スウェーデンの王。ポーランドとロシアからバルト海沿岸地域を手に入れる。だが、勢力拡大には、ドイツの将軍ヴァレンシュタインとの戦闘が避けられずグスタフは三十年戦争に介入することを決意した。新式兵制を取り入れ、機動性と集中性を重視した軍隊は精強で、しばしば数で勝る敵軍を破り、カトリック・皇帝軍側に有利だった戦局全体の流れを変えた。リュッツェンの戦いは優勢のうちに進んだが、グスタフは乱戦のなか流れ弾にあたって戦死した。
スウェーデン最盛期の王だったグスタフ・アドルフは、自身の人生においても、その絶頂期にこの世を後にした。
軍事革命:グスタフはそれまで攻城戦にしか用をなさなかった大砲を大量に野戦に投入した。またちょっとした発想の転換で、銃撃の間隔を三倍も縮める画期的な戦法を編み出した。