サルゴン1世 Sargon (在年不詳)
アッカド王国創設者。前24世紀頃、史上はじめてメソポタミアを統一した。
サルゴン1世
アッカド王国創設者。前24世紀頃、史上はじめてメソポタミアを統一した。彼にまつわる、多くの伝説が作られた。
バビロニア初の統一王朝
アッシリアの支配下にあったメソポタミア北部に対し、シュメール人とセム語系諸民族の都市国家が割拠する状態にあった南部。そこをはじめて統一したのが、セム語系アッカド人のサルゴン1世だった。
サルゴンは周辺諸地域へも征服の手を伸ばした。その偉大な功績から、大版図を獲得し、「四方世界の王」と称した4代目のナラム・シンの実績をもサルゴンに帰する伝説が生まれた。サルゴンはその出生に関してもまた伝説化されている。それによれば、女性祭祀を母とし、生まれてすぐに葦籠に入れられてユーフラテス川に捨てられるが、神の加護によって、果樹園で働く男に救われたなどともいわれている。