スペイン・ボルボン朝 (1700〜1808、1813〜1868、1874〜1931、1975〜現在)
1700年、カルロス2世(スペイン王)が嗣子を残さず没してスペイン・ハプスブルク朝が断絶、ブルボン家のルイ14世(フランス王)が孫のフェリペ5世をスペイン王に即位させたことによりはじまった王朝。3度の中断をはさみ、現在にいたる。
スペイン・ボルボン朝
ヨーロッパ主権国家体制の展開
危機の時代の主権国家
ルイ14世の政治
1700年、ルイ14世(フランス王)の孫のフェリペ5世(スペイン王)(位1700〜1724、1724〜1746)をスペイン王に即位させたことからスペイン継承戦争がおこった。この戦争で、イギリス・オーストリア、オランダなどが連合してフランスと対抗した。
1713年に締結されたユトレヒト条約では、フェリペ5世(スペイン王)の王位は承認されたが、フランスとスペインの合同は認められなかった。逆にイギリスは、スペインからはジブラルタルなどを、フランスからは、カナダの一部やニューファンドランドなどを獲得することになった。そのうえ、こうしたたび重なる戦争でフランスの王室財政は、ルイ14世の末期にはしだいに悪化していった。また1714年には、ルイ14世と神聖ローマ皇帝との間でラシュタット条約が結ばれた。
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歴代君主
スペイン・ボルボン朝(1700〜1808)
2. スペイン・ブルボン朝君主
君主名 | 在位 | 備考 |
---|---|---|
フェリペ5世(スペイン王) | 1700〜1724 | |
ルイス1世(スペイン王) | 1724〜1724 | |
フェリペ5世(スペイン王) | 1724〜1746 | 復位 |
フェルナンド6世(スペイン王) | 1746〜1759 | |
カルロス3世(スペイン王) | 1759〜1788 | |
カルロス4世(スペイン王) | 1788〜1808 | |
フェルナンド7世(スペイン王) | 1808〜1808 |
第1次王政復古・ボルボン朝(1813〜1868)
4. 第1次王政復古ブルボン朝君主
君主 | 在位 | 備考 |
---|---|---|
フェルナンド7世(スペイン王) | 1813〜1833 | 復位 |
イサベル2世(スペイン女王) | 1833〜1868 |
第2次王政復古・ボルボン朝(1874〜1931)
君主名 | 在位 | 備考 |
---|---|---|
アルフォンソ12世(スペイン王) | 1874〜1885 | |
アルフォンソ13世(スペイン王) | 1886〜1931 |
第3次王政復古・ボルボン朝(1975〜現在)
7. 第1次王政復古ブルボン朝君主
君主名 | 在位 | 備考 |
---|---|---|
フアン・カルロス1世(スペイン王) | 1975〜1014 | アルフォンソ13世の孫 |
フェリペ6世(スペイン王) | 2014〜 |