ニザームル=ムルク (ニザーム=アルムルク)( A.D.1018〜A.D.1092)
セルジューク朝トルコの政治家・学者。名宰相とうたわれた。宗教と教育の発展に貢献。ファーティマ朝によるシーア派の宣伝活動に対抗して、領内の主要都市につぎつぎとニザーミーヤ学院(マドラサ)を建設した。
ニザームル=ムルク
最盛期をもたらした名宰相
セルジューク朝トルコの政治家・学者。名宰相とうたわれた。宗教と教育の発展に貢献。セルジューク朝の最盛期を支えたが、暗殺された。
イスラーム世界の形成と発展
イスラーム世界の発展
東方イスラーム世界
セルジューク朝は、同族のトルコ人マムルークを採用して軍事を整え、イランからイラク・シリアにおよぶ広大な領域を支配下におさめた。またイラン人の宰相ニザームル=ムルクは、ファーティマ朝によるシーア派の宣伝活動に対抗して、領内の主要都市につぎつぎとニザーミーヤ学院(マドラサ)を建設した。これらの学院ではスンナ派の神と教育をおこなうイスラーム世界の最高学府であった。