バッキンガム宮殿
バッキンガム宮殿 @Wikipedia

バッキンガム宮殿


バッキンガム宮殿
イギリスのロンドンにある宮殿。外周護衛を担当する近衛兵の交代儀式を見物出来る事で有名。

バッキンガム宮殿

概要

約1万坪の敷地を誇り、舞踏会場、音楽堂、美術館、接見室や図書館等が設置されている。
部屋数は、スイートルーム19、来客用寝室52、スタッフ用寝室188、事務室92、浴室78、部屋総数775。宮殿には独自の郵便局、映画館、スイミングプール、手術室、宝石商の店舗もある。宮殿に勤務する人は約450名、年間の招待客は4万人にもなるという。王族たちを補助する侍従50人は同じ宮に住み込み、その他の侍従達は王室厩舎であるロイヤル・ミューズに寄居する。人件費は13億円である。

宮殿正面広場には、ヴィクトリア記念碑が建立されており、その向こうではセント・ジェームズ・パークとトラファルガー広場につながるザ・マルが、生い茂ったプラタナス並木に沿って位置している。

現在では、7月26日 – 9月24日の間に限って一般入場が可能となっている。入場料はウィンザー城を修復する為の費用に充てられている。

歴史

  • 1703年にバッキンガム公ジョン・シェフィールドが自らの邸宅として桑畑を購入して建てたバッキンガムハウスが始まりとされる。当初は煉瓦のみで建てた非常に粗末な邸宅に過ぎなかった。
  • 1761年にジョージ3世(イギリス王)が、王妃シャーロットと子供達の為に譲り受けて私邸として使うようになる。
  • 1825年ジョージ4世(イギリス王)は、建築家ジョン・ナッシュの忠告によって、煉瓦造りだったバッキンガムハウスを12年かけて全面改築に着手、それまでルネサンス様式だった建物をネオクラシック様式に改装したが、ジョージ4世は王宮の完成を見ないまま死去した。
  • 1837年にヴィクトリア(イギリス女王)の即位の際にセント・ジェームズ宮殿から移り住み、以後バッキンガム宮殿はイギリス王室の公式の宮殿となった。
  • 1913年にザ・モールと直線で繋がれた建物とバルコニーが建設され、このバルコニーが祝日になれば王室一家が国民の前に姿を見せる場所となっている。宮殿の屋上に王室旗が掲げられている時は王または女王が在宅、イギリス国旗なら不在を示している。

衛兵交代式

バッキンガム宮殿
近衛兵による交代儀式 ©Public Domain

イギリスの名物と同時に重要な観光イベントである衛兵交代式は、4月から7月までは毎日1回、他の月では2日に1回ずつ午前11時30分(日曜日は10時。大雨の日は中止)に行われる。近衛歩兵隊はグレナディアガーズ (Grenadier Guards) 、コールドストリームガーズ (Coldstream Guards) 、スコッツガーズ (Scots Guards) 、アイリッシュガーズ (Irish Guards) 、ウェルシュガーズ (Welsh Guards) の5つの連隊がある。特に王の誕生日に挙行される最も派手な交代式を、トルーピング・ザ・カラー (Trooping the Color) と言う。

公式サイト

The Royal Family

見取り図

バッキンガム宮殿
バッキンガム宮殿見取り図

バッキンガム宮殿のピアノ・ノビーレ

  • A:状態ダイニングルーム
  • B:ブルードローイングルーム
  • C:ミュージックルーム
  • D:白いドローイングルーム
  • E:ロイヤルクローゼット
  • F:王座室
  • G:グリーンドローイングルーム
  • H:クロスギャラリー
  • J:ボールルーム
  • K:イーストギャラリー
  • L:イエロー描画室
  • M:センター/バルコニールーム
  • N:中国ランチョンルーム
  • O:プリンシパルコリドー
  • P:プライベートアパートメント
  • Q:サービスエリア
  • W:壮大な階段地上階にある
  • R:大使のエントランス
  • T:グランドエントランス
  • 陰影を付けられた壁によって画定される領域は、より小さなマイナーウイングを表す。
  • 注:これはあくまで参考のためのスケールなしのスケッチ平面図です。一部の客室の客室数は、現実的には多少異なる場合があります。

バッキンガム宮殿 – Wikiwand

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