ブッダガヤの大菩提寺 (マハーボーディ寺院) (5世紀〜6世紀創建)
ブッダ(ガウタマ=シッダールタ)が悟りを開いた場所とされる、ブッダガヤにあるマハーボディ寺院とよばれる大菩提寺。ブッダが瞑想した菩提樹の近くにつくられた道場を起源とし、高さ50mの総煉瓦レンガ造りの建物は、5〜6世紀ごろに創建された。インド仏教美術がピークを迎えたグプタ朝時代の建築様式を今に伝える。
菩提樹の下にはアショーカ王が寄進したとされる金剛宝座と、それらを囲む「欄楯」と呼ばれる石造の欄干がある。欄楯には仏教説話をテーマとした精緻な浮彫が施されている。
ブッダガヤの大菩提寺
インド東部、ビハール州中西部の小村。シャカが菩提樹のもとで悟りを開いた地。大菩提(マハーボディ)寺は仏陀の生涯にかかわる4大聖地の一つ。最初の寺は紀元前3世紀にアショーカ王によって建立され、現在のものは5世紀から6世紀に建立された。総レンガ造りのものとしては最も初期に造られた仏教建築の一つ。グプタ朝後期から現在に至るまでその姿を保っているが、1200年代にイスラーム教徒により破壊され、1880年代に復旧した。
参考 Mahabodhi Temple Complex at Bodh Gaya – UNESCO World Heritage Centre
ブッダが瞑想し、悟りを開いた聖地
ブッダ(ガウタマ=シッダールタ)が悟りを開いた場所とされるブッダガヤには、マハーボディ寺院(大精舎)とよばれる大菩提寺がある。この寺院は、ブッダが瞑想した菩提樹の近くにつくられた道場を起源としている。高さ50mの総煉瓦造りの建物は、5〜6世紀ごろに創建された。インド仏教美術がピークを迎えたグプタ朝時代の建築様式を今に伝える。
菩提樹の下にはアショーカ王が寄進したとされる金剛宝座と、それらを囲む「欄楯」と呼ばれる石造の欄干がある。欄楯には仏教説話をテーマとした精緻な浮彫が施されている。
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ギャラリー
場所
- ガウタマ・シッダールタ – 世界の歴史まっぷ