古曽部・芝谷遺跡は、標高80~100メートルの丘陵上に営まれた最大級の高地性環濠集落跡。丘陵の中腹に幅約5メートルの環濠が東西600メートル、南北500メートルに及ぶ居住地をめぐり、100棟以上の住居や木棺墓がみつかった。数多くの土器にまじって鉄製の斧や鏃なども出土。このころ激しくなった集落間の争いを避けるため、こうした丘陵上に移住したのだといわれている。
古曽部・芝谷遺跡
主な遺構
弥生+古墳+奈良-竪穴住居+掘立柱建物+環濠+木棺墓+土坑+古墳/弥生-竪穴住居+環濠+溝
主な遺物
芝谷地区12号住居跡出土。水や米を貯える壷、煮炊きに用いる甕、食器である高杯や鉢など、合計45点が使われていたそのままの場所から出土。
弥生土器+石器+土師器+須恵器+石器+鉄器