孫臏 (紀元前4世紀頃)
戦国時代(中国)の兵家。孫武の子孫。兵法書『孫子』は、最近の調査では、春秋時代の呉の将孫武とその子孫で、戦国時代の斉の参謀孫臏の2人の著とされている。学友の魏の将軍龐涓の罠にはまり、両足切断のうえ顔に入れ墨をされる。威王(斉)の軍師として仕え、馬陵の戦いで魏軍を撃破し龐涓を自殺に追い込んだ。
孫臏
両足切断の怨に報いる
戦国時代の兵家。孫武の子孫。魏の将軍となった学友の龐涓から才能を妬まれ、罠とは知らずに魏へ赴いたところ、罪に落とされ、両足切断のうえ顔に入れ墨をされる。のちの威王(斉)に軍師として仕え、将軍の田忌とともに魏軍を馬陵において撃破(紀元前341)。このとき龐涓に罠を仕掛け、自殺に追い込んだ。
アジア・アメリカの古代文明
中国の古代文明
古代思想界の開花
兵家
兵法を論じた兵家があり、戦国時代に兵法書が多く作られた。
兵法書『孫子』は、最近の調査では、春秋時代の呉の将孫武とその子孫で、戦国時代の斉の参謀孫臏の2人の著とされている。
戦術や戦略を研究して、一家をなした孫武・孫臏・呉起らの兵法学者が現れた。