王建 (ワンゴン)(
A.D.877〜A.D.943)
高麗の創始者。初代高麗王(在位918〜943)。太祖(高麗)。地方豪族出身。9世紀末以来続く動乱を収束させ、936年には天下統一を果たした。渤海の遺民を積極的に受け入れることで人口を増やし、豪族の女子29人と通婚することで統治の安定化を図った。また仏教を篤く信仰した。
王建
高麗王朝の創始者
新羅末期の反乱軍出身。王に擁立され、国号を高麗とする。新羅を滅ぼして朝鮮半島を統一。中国の五代諸国に使節を送り、冊封を受ける。日本にも2度遣使した。
後三国の動乱を平定
高麗の創始者。地方豪族出身。9世紀末以来続く動乱を収束させ、936年には天下統一を果たした。渤海の遺民を積極的に受け入れることで人口を増やし、豪族の女子29人と通婚することで統治の安定化を図った。また仏教を篤く信仰した。
東アジア世界の形成と発展
東アジア諸地域の自立化
東アジア諸地域の変動
朝鮮
朝鮮では新羅末期の動乱で台頭した豪族の王建(太祖(高麗))が、918年、高麗を建国し、936年には朝鮮半島を統一して開城に都をおいた。初期の高麗は、豪族の連合政権としての性格が強かったが、唐の制度を導入して中央集権化に努め、11世紀には内政も安定して最盛期を迎えた。12世紀後半、武臣が貴族を倒して政権を握ると、各地で農民反乱が続発して、高麗王朝は動揺した。
参考 詳説世界史研究