蓮如 れんにょ( A.D.1415〜A.D.1499)
室町時代の浄土真宗の僧。本願寺第八世。本願寺を大教団に育てた真宗中興の祖。親鸞の教えを手紙形式でわかりやすく綴った「御文」によって民衆を教化する方法で信者を増やし、のちの真宗発展の礎を築いた。
蓮如
本願寺を大教団に育てた真宗中興の祖
浄土真宗の僧。本願寺第八世。真宗中興の祖。43歳で父の存如(七世)のあとを継ぎ、衰退していた本願寺を積極的な布教によって再興した。親鸞の教えを手紙形式でわかりやすく綴った「御文」によって民衆を教化する方法で信者を増やし、のちの真宗発展の礎を築いた。
ビジュアル版 日本史1000人 上巻 -古代国家の誕生から秀吉の天下統一まで
武家社会の成長
幕府の衰退と庶民の台頭
幕府の動揺と応仁の乱
1488(長享2)年におこった加賀の一向一揆も、その一つの現れであった。この一揆は、本願寺の蓮如(兼寿 1415〜99)の布教によって近畿・東海・北陸に広まった浄土真宗本願寺派の勢力を背景とし、加賀の門徒が国人と手を結び、守護富樫政親(1455〜88)を倒したもので、以後、一揆が実質的に支配する本願寺領国が、織田信長に制圧されるまで、1世紀にわたって続いた。
同時代の人物
イサベル1世(カスティーリャ女王)(1451〜1504)
カスティーリャ王国女王。夫がアラゴン王になると、2国の統一となってスペイン王国が成立した。2人で共同統治し、レコンキスタを終了させ、法律・行政・税制を整備し王権を強化した。また、コロンブスの新航路発見を援助し、スペイン大航海時代の幕開けを飾った。